「レースに出たい人、この指止~まれ!(^ω^)」、と、記事に書いた。
私はかつてbikesさんの記事を読んで、どうしてもロードバイクが欲しくなり、ルイガノCTRの購入を決めた。たいへん影響力の強い人なのだ。
「レースですってΣ(・ω・ノ)ノ。どうしよう、出てみたい気もするけど、bikesさんはともかく、自分なんかとてもレベルに達していないしなあ。でも、bikesさんに会えるなあ。どんな方なんだろう。」
と、結局のところ興味が湧き、2,3日の間、悶々としていた。
私がレース参戦を躊躇(ちゅうちょ)したのは、自分の実力不足のためばかりではない。愛車がとてもレースに出られるグレードではないのである。
↑道男の隣で休むルイガノCTR改 再び改造されようとしているとは夢にも思うまい。
ルイガノCTRを買った頃、私はロードバイクのグレードについて何も知らなかった。なので選ぶ際には、どうせ自分は初心者だしという気持ちが先立って、安い方に目が行ってしまった。ルイガノCTRはグレードでいえば、下から2番目なのである。それでも定価10万円なのだ(高っ)。
やがて気づく時は来る。まずブレーキがいけない。値段というものは正直なもので、効きが悪いのが素人である私にも分かった。
「このままでは、危険だ~(* ̄0 ̄*)ノ !!」、ということで、ブレーキをシマノ105に交換した。けっこう奮発したつもりだったのだが、甘かったil||li _| ̄|○ il||li。パーツにもグレードがあるのだ。分からない人のために、シマノのものだけでも紹介しよう。
誰でも分かるシマノパーツのグレード
(安い) シマノsora → ティアグラ → 105 → アルテグラ → デュラエース (高い)
私の買ったブレーキは105だから、ちょうど真ん中に当たる。それでも買った時は、かなり贅沢をした気分になった。自分みたいな初心者が105だなんて、といった感じである。それなのに今では、アルテグラにしておけば良かったと思っている(病気^^?)。
走り込むにつれ、そしてロードバイクに詳しくなるにつれ、私はルイガノCTRに満足できなくなり、パーツの交換にひた走った。
↓ 交換したパーツ一覧
・ホイール、タイヤ、ハブ、フロントフォーク、チェーン、サドル、シートピラー、ペダル
これだけ交換するのに、丼勘定で9万円かかっているΣ( ̄□ ̄;)。
パーツの交換のたびに、走りが良くなるルイガノCTRに目を細める一方で、もっと高いロードバイクを買っておけばなあと思うおっちゃんがいた。実際、高いほうがパーツ代を考えれば割安なのだ。19万あれば、かなりのグレードのものが買える。
そんな中、bikesさんのレース参戦者募集の記事を見て、私は悩んだ。そしてヤフオクで、07モデルのFELT F75 が115000円で売られているのを発見して、危うく、購入ボタンを押しそうになった。F75は定価が197400円するので、こりゃ投げ売りだ。FELTは良いとbikesさんが言っていたのも影響した。
「きっとフレームも良いに違いない。これならレースに出ても恥ずかしくな・・・。」
と、マウスのクリックに力を込めようとしたとき、どこからか声が・・・・。
「やめて~、ルイガノの立場はどうなるの?まだ800㎞しか走っていないのに、それに、こんなにいじくっておいて、捨てる気なの?ヽ(`□´)ノ」、と聞こえたのは、幻聴だったか?それともルイガノの叫びか。
いずれにせよ、私は最終ボタン(そこまで進んだってことね^^)を押すのを奇跡的に踏みとどまった。あっぶねぇ~。
しかし、すっかりロードバイクの魅力に取り憑かれているおっちゃんの勢いは止まらない。今度はヤフオクでパーツをあさり始めた。
やはり、ルイガノを鍛えるしかない・・・( ̄Д ̄)
今のままじゃ、いけない(いけなくないって)。
そう思って、クランクを交換しようと決めた。
↑ティアグラのクランク。重そうなんだよなあ。色もいまいち。
物色していると、デュラエースのクランクが見つかった。これを競り落とすか、でもなあ、クランクだけデュラエースって、かえって恥ずかしい気もするんだよな。それにフレームが安いやつなだけに、見る人が見たら、どう思うだろう。
ルイガノCTRのフレーム、安いだけあって、実は恥ずかしいところがたくさんある。中でも決定的なのがこれだ。
![はし3の独り言](https://stat.ameba.jp/user_images/20090621/10/hashiihashii/74/ca/j/o0709053110200359288.jpg?caw=800)
↑色を黒く塗っただけの、なんちゃってカーボンシートステー(痛すぎる)
高いバイクのフレームでは、シートステー部分にカーボンを使っているものが多い。それがルイガノCTRでは、黒く色を塗ってカーボンに見せかけようとされているのだΣ( ̄□ ̄;)。これは痛い。見るたびに私を悲しくさせるこのシートステーの中身はもちろんアルミだ。
そんな愛すべきルイガノCTRにデュラエースのクランクが似合うはずもなく、野望は潰えた。
しかし、クランクは替えたい。どうせいつか替えてしまうだろう。え~い、買ってしまえ~(* ̄0 ̄*)ノ !!
そして選んだのがTrigonのカーボンコンパクトクランク。これなら、ルイガノCTRについていてもおかしくない。フロントフォークもTrigonだし。
↑ 落札したクランク。重さは520gだから軽くなるはずだ。
おっちゃんは、自転車に詳しいあ○ひのにいちゃんにこのことを相談し、目立たないBB(車軸の部分ね^^)だけデュラエースにすることにしたd(^-^)。(クランクがカーボンなんて、危なくないのかなぁ~)
これでパーツ代はついに10万を超え、ルイガノの定価を余裕で上回ることになる。
これからロードバイクの購入を考えている方、こんなおっちゃんの取り組みをぜひとも参考にして頂き、間違いのない自転車選びをして下さい。