去年(2009年4月5日)に行った、岐阜県にある、
東海北陸道 川島ハイウェイオアシスの水族館 だっ。
遅くなったが、いまごろになって、ブログに書く。
①アマゾン川水槽
本当は魚を飼うのが好きな とーちゃんには、古代魚は、とてもあこがれの魚だ。
だが、古代魚は大きくなるものが多く、飼ってその魚の魅力を引き出せるだけの水槽設備と、
ヒーターの電気代が問題となり、飼うのは、あきらめている。
②モノダクティルス・セバエ(セーベ ともいう) という魚がいた。
熱帯魚の中では、正直言って知られてない、人気のない魚。
大きさは15cmくらいで、銀に黒の横しま模様の地味な色。
でも、2mクラスの大型展示水槽1本を、この魚だけで使っていた。
普通、誰でも、
「もっと綺麗な熱帯魚はいくらでもいるのに・・・・・・・。」
と思うのが普通だろう。 この水槽の前を、みな素通りして行く。
・・・・・なぜ、この魚にしたのか? (「余計なお世話だっ。」て言われそう)
「東熱帯魚」のホームページ に、この魚の詳しい情報 がある。
とーちゃんだけ、ここをずっと立ち止まって見ている。
実は、この魚には、とても深~い思い出があった。
→→効果音楽スタート --- ここからは、8分53秒でお楽しみ下さい。
かなり昔のこと、中学1年の時、小さい30cmガラス水槽で、
エンゼルフイッシュを飼いはじめたのだが、
偶然、近くに職業として、熱帯魚を温室で繁殖している方がいることを知り、
自転車で20分ほど走って、中を見せてもらった。
その方は親切で、迷惑がらずに熱帯魚好きの少年(とーちゃん)の相手をしてくれました。
20 mⅹ6 m くらいの温室2本で繁殖させていたのは、オニテナガエビ(鑑賞用)、
ジオファーガス、、グラミーなど。
(他は、名前が分からない魚も。当時すでにアロワナの繁殖も成功されていた。)
その中に、大きさ20cmの この魚 "モノダクティルス・セバエ" がいた。
アフリカの河口近くの汽水域に生息し、1970年頃に10匹を10万円で現地直送で入手したとか。
その繁殖させた仔魚を1匹\500 で主に海外に出荷していると言っていた。
(その頃、熱帯魚店で\2000くらいだが、滅多に見かけなかった。)
そして、この魚の3cmの稚魚を2匹もらい、自宅の小さい水槽で飼いはじめた。
しばらくは、時々そこに遊びに行き、餌やりや、掃除、水換えなどの手伝いもした。
“ 少年が夢中で仕事場に出入りしてた光景・・・・ ”、
まさに・・・いつか見た映画 ” ニュー シネマ パラダイス ”
・・・もう37年も前のこと。
その後数年して、久しぶりに行って知ったのだが、
その方は、事情があり遠い場所に引っ越されたとか。
別の業者の人がそこを買い取り、ティラピア(食用魚)と鰻(食用)の養殖をされていた。
とても、さみしい想いが記憶に残っている。
自宅水槽のこの魚は、成長も早く水槽も、60cm、90cmと大きな物に替わっていった。
産卵も何度かしたが孵化はせず、10年くらいは、生きていた。
この魚は、体調が悪いと黒ずんだ色になり、上下のひれをつぼめる。
大切に飼うと、上の写真のようにひれをいっぱいに張りひろげ、まさに黄金色に輝く。
飼っているうちに、魚の気持ちをわかってあげられる、
大げさに言うと、
魚の気持ちが読めるような気がした。
その後は、90cm水槽10本をメインに、熱帯魚の水槽小屋を作って、
いろんな魚を繁殖目的で飼育した。
繁殖した魚は、熱帯魚屋経由で、せり市場に出してもらって、餌代程度にはなった。
---昔の写真---
①当時の水槽小屋の写真
冬でも暖かく、息子の良い遊び場所だった。
息子は、大きな網で魚をすくって喜んでいたが、その後しかられて泣いて家へ戻る。
それが、いつものパターン。(1989年ころ)
とーちゃんはその時、
「魚は、お前に全部あげるから、 ここから出てけっ。
だが今はとーちゃんが預かる。」
って 言ったかどーかは記憶に無い。
温室小屋にて、
②産卵させる親魚の水槽。(1986年)
③エンゼル(アルタム種)をお見合いさせてるところ。
④ディスカス(ターコイズ)卵の世話をしている写真。(ガラス面のオレンジ色の粒)
⑤ディスカス(コバルトブルー)の子ども授乳中の写真。
(この種類の魚は、体表の粘液を仔魚に餌として食べさせる)
⑥ディスカス(ターコイズ)の子どもの写真。(1987年)
写真は、残ってないが、アフリカ産のマウスブリーダー(シクリッドのピーコック
、ボルレイ、アーリー) も小魚用水槽は、いつもにぎやかだった。
(産卵1週間後くらいに、オスを網ですくい口の中から、稚魚を吐きださせて別水槽で育てる。)
ヨーロッバ品種のアピストなども少ないが繁殖させていた。
しかし数年後には、やめてかたづけた。
餌の準備(ブラインシュリンプ)と軟水の水作り(逆浸透膜純水装置・ph薬品調整)などが大変で、
しかも電気代がかかりすぎた。プロまがいの真似事は、とーちゃん無理だったようだ。
そして、今までずいぶんとたくさんの魚も死なせてきたようだ。
今の自分の持論は、趣味として生き物(魚)と暮らすというのは、
目的として、自分が楽しむのではなく、
生き物(魚)に幸せを提供できるかを優先するべきで、
結果それが自分に幸福感をもたらすと思っている。
(職業で飼育なら話は違うが・・・。)
いつかまた、もっと大きな水槽
---【自由に泳ぎ廻ることのできるアクアトト岐阜のような2mクラスの大きさ】
---を手に入れて、このモノダクティルス・セバエを飼いたいと思ってる。
とーちゃんは、あの遠い昔がきっかけで、一生楽しめる趣味を手に入れたようだ。
『アクア・トト ぎふ』
アクア それは 水。
・・・・ 水槽のガラスを透かしてのぞき見る、どこまでも続く水の世界。
トト って?
・・・・・・・・・ 『 ニュー シネマ パラダイス』 の主人公ですよ。
そして、魚を愛する人への送り物 ・・・・
“ Gift ” 。
--- それじゃ、また 次回をお楽しみに。 サヨナラ、サヨナラ、、サヨナラ。 ---