やっと放送分に追いついた!今夜早速引き離されますが(笑)。



第20話『枯音』
脚本:大西信介 監督:江良圭


公園で話すカノンとタイヘイ。ブジンサマの言葉の真意は気になるが分かる気がする、きれいごとだけでなく本音を歌にすればいいってことじゃないかな、とカノン。そんなカノンは父ばろくが、再婚するために上京してきたと知り動揺する。

老人ホームでコーラス中の老婦人達。伴奏しているヘルパーのあかり主任を演じるのは・・・関口さとみ、じゃない有森也実さん!!そう言えば渡辺いっけいさんも『ひらり』で一躍有名になったし、ある特定の年齢層を狙い撃ちしているようなキャスティングだなあ。もちろん自分も90年代前半がTVっ子時代のピークだったんで嬉しいですけど。

そして・・・チーフついにきたー!!!もう出ないかと思った(涙)。オレンジ色のエプロンはやっぱり近藤未来さんの方が似合うなあ。掃除機をかけながらカノンの相談に乗っているところに、さきほどの有森さん、じゃなくてあかりさんが訪ねて来る。おじいさんが1人いなくなったそうでカノンが探しに行くことに・・・ということはもうチーフのシーンが終わりか・・・。

おじいさんは速攻で見つかり、カノンは老人ホームであかりと会話する。有森さん、顔がかなりほっそりとしていますが声が当時そのままですね。話それるけど、織田さんを除くと、江口洋介さんはそんなにしょっちゅうはTVに出てこないし、鈴木保奈美さんは来年の大河ドラマでやっと復帰する位だし、皆さんそれぞれですなあ。主要キャストが誰も消えていないのはさすがモンスタードラマだったんだなと感慨深い。
東京ラブストーリー DVD BOX/鈴木保奈美,織田裕二,有森也実,江口洋介

¥20,790
「永尾君、行かないで・・・」

すいません逸れました、カノンは老婦人の車椅子の修理を手伝うが、そこにおじいさんを探しに出ていた車が戻って来る。その主は・・・父・ばろくだった。カノンがばろくの娘だったことに驚き、歩けないはずの老婦人が車椅子から降りて仲間の元へ走っていく。一同しばし呆然、というギャグ演出がいい。

老婦人達に囲まれ、大人気のカノン。歌が趣味だと答えたところ、自分達のサークルに是非歌いに来て欲しいと言われ、快諾する。ばろくは都合が悪そうな様子。

帰り道、カノンはばろくにあかりが再婚相手だと気付いたことを伝える。ばろくは白黒がはっきりするまでは会わせたくなかったと言うが、新しいお母さんになるかも知れない人だからはっきりする前によく知りたいのだ、とカノン。

夜を明かすオンバケ達。ハシタカの寝顔がかわいい。サワモリとトウベエは寝ずに番をしている。もう残された時間はないぞ、とトウベエ。決戦の日が近いことを視聴者に伝える。

老人ホームにてばろくとあかりのことを話している老婦人達。ばろくもカノン同様、お人よしで周囲から愛されている様子で、上手くいくよう応援されている。「ろくちゃん、地元で落選して一から出直しっていう時だから、なおさらねぇ」え、国会議員でも目指してる設定なの?

カノンはお母さんの写真を見ながら物思いにふけっている。ブジンサマの眠る岩がバックに移っているためブチンコが騒ぐ。

「だいちゃん」にて身支度中のイケチヨの元に現れる、寝起きのタイヘイ。オタキさんはイパダダを何とかするためすでに出発したそう。いつもタイヘイには穏やかに辛口なイケチヨだが、今日はいつになく厳しい表情。そこにカノンが現れるが、イケチヨは毅然とした顔を崩さずトモスケを連れて出発。出る際に、タイヘイにハッパをかけるように「じゃあ、あたし達行くね」と言い残す。

河原で、出る出ると言われていた最後のヒロインこと、松本さゆきさん演じるオンバケ・キリノハが登場!第一印象とAmazonのプロモーション映像を見る限り、これまでになくキリッとした少年のようなキャラだなあ。ハシタカを襲うイパダダの一部を変身体になり撃破し、本物は奥に逃げたことを伝える。

大魔神カノジョ ~長澤奈央、小川瀬里奈、松本さゆきPhoto Collection~

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左からキリノハ、イケチヨ、ハシタカ。

「だいちゃん」にてカノンは、さっきの写真の背景がブジンサマだったことを知る。ブジンサマと『いのりうた』と自分は関係があるのでは?、とカノン。と言うかカノン、ブジンサマを“おおまひとさん”って呼んでたのを忘れてしまったのか、脚本の大西さんがそこを汲むのを忘れたのか(笑)。タイヘイは今はその辺を上手く説明する自信がないから時間をくれないか、とカノンに頼む。状況は切迫しているが、タイヘイはギリギリまでカノンに無理に使命感を持って欲しくない様子。そしてカノンから父ばろくが再婚することを聞き、かなりオーバーに驚くタイヘイ。何をそこまで(笑)。

ばろく、あかりにプロポーズ。だが撃沈・・・。「今は結婚するつもりがありません。いえ、将来も」あかりにも何か過去に傷がある様子。

その夜、酔っぱらって帰ってきたばろく。カノンのナレーション「こんな父を見たのは初めてです」でエンディング。

はい、今回はラストにかけて重要人物の一人になりそうなあかり、そして今後どれだけ見せ場が待っているのか分からない3大オンバケヒロインの1人、キリノハの登場が最大の目玉でした。『カノン』ファンとしては久々にまったり見られましたけど、ちょっと見所にかけるかなー。しかし筆者としてはチーフさえ出してくれたら文句はありません(笑)。

ああ、残すところ6回かあ・・・どうもビシッと終わる気がしないなあ(笑)。



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放送分に追いつくまであと一息!



第19話『敢温』
脚本:荒川稔久 監督:清水厚


前回に引き続き、荒川さん脚本回。安心のクオリティです。

かなめの“プロフ”(簡易ホームページみたいなものらしい)、「雨のち雨~止まらない雨だってあるよ~」サイト名がすでに鬱です(笑)。日記の中で、義理の父に殴られたことを示す書き込みが重い。

岩となって眠るブジンサマの前で、『いのりうた』の歌詞を見せて「この歌のどこが嘘なんだべ!!」と疑問をぶつけるタイヘイ。「カノンちゃんだっていっぱい辛いことあっていっぱい傷ついたのに、岩になったりできねえから人間のまま頑張ってんだべ」新解釈きた(笑)。途中からずれてるのが笑える。

かなめの生い立ちをオタキさん達に話すカノン。父はかなめが生まれてすぐに外で女を作り出て行き、新しい義父には暴力を受けていた。そのまま人を信じきれずに孤独に生きてきた、と。オタキさんはカノンが関わらない方がいいのでは、と忠告する。

ブチンコと夜の公園で星を見ながらタイヘイを思うカノン。ブチンコはトランシーバーの役割を果たすので、そのまま携帯電話状態で山形のタイヘイと話をする。もし守谷(10-11話に登場)と再会して、彼が困っていたらどうしますか?と尋ねるカノンに「俺はオンバケだから、困ってるなら助けてやる。何があっても人を好きでいたいから、また信じる」とタイヘイ。カノンは「だからタイヘイさん好きです!」とふっきれた様子。それを聞き嬉しそうなタイヘイ。さわやかな恋愛っぽい描写が良い。

再びイパダダを捕らえたオンバケ達だが、イパダダの口からビヨーンと手のようなものが出てきてバットマンやスパイダーマンばりにワイヤーアクションの要領で逃げられる。ずっとこんなんばっかで見せ場がないなあ、オンバケ達。

タイヘイはジュウゾウに、ゴンベエのことを聞く。体の大きいゴンベエでも今のイパダダを封印するのは難しい様子。

カノンはトモスケと再び調査を開始。トモスケはかなめの席のにおいから彼女の居場所を探り、図書室で発見。幸太郎の真意を知るカノンはかなめに、幸太郎と関わるのを止めるように忠告するが、かなめは信じようとしない。「そういう偽善者大嫌い。余計なおせっかいやめてよね」と吐き捨てて立ち去る。

落ち込むカノンに「おごりです」と牛乳を差し出すトモスケ。トモスケはカノンに、今のかなめはカノンが偽善者に見えるような気持ちになってるだけだと言う。「人っていろいろだから、誰かのおかげで誰かが変わって、それを見てまた誰かが変わったりして」ああ、この辺『クウガ』の雄介っぽいなあ。トモスケの言葉に勇気づけられたカノンは幸太郎の元に行き、かなめに悪いことをさせないように言う、と飛び出していく。カノンがお人よしのおせっかいであることはさんざん描かれているけど、今回は先のくららの件での後悔も踏まえて、まだそんなに仲良くないが孤独なクラスメイトの安全のために、自分の最大のトラウマである幸太郎の元に飛び込んでいくのが偉い。

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トモスケはカノンを心配して山形から直行してきたタイヘイと合流。一方カノンは幸太郎の居場所を勘で断定。短いながらも付き合いが深かったことを物語る。

予想的中で、カノンはバーで幸太郎を発見。厳しい表情で隣に座り、「ホットミルクお願いします!」バーでホットミルクってあるのか、ていうか牛乳続きでお腹大丈夫か?(笑)わざわざ注文で『お願いします』って言うのもカノンらしくていい。かなめに危ないバイトをさせようとするのを止めに来た、というカノンが飲みかけたコップを奪って口をつけ「じゃあより戻すか?あ~?」(ラリってる?(笑))「強気になって、前よかそそるしさぁ」「お前の声で聞かせてくれよ、(幸太郎がカノンから盗用した)『TO THE TOP』!」とここで大魔神・カノン(笑)の怒りが爆発!平手打ちを食らわせて立ち去る。幸太郎は腹いせにそのままかなめに電話をかけ、薬物の取引に向かわせる。

街中で「ばかやろお~~っっっ!!」と泣き叫ぶカノン。走り去るカノンを、追って来たタイヘイとトモスケが声をかける。「ちょっとだけ心配だったからよ」と事態をよく分かっていない穏やかなタイヘイに、思わず抱きついて泣き出すカノン。ここはちょっとグッとくる良いシーン。バーに残って幸太郎を見ていたブチンコから今日の薬物取引のことを聞き、一行はかなめを追う。

トモスケの鼻のおかげで、六本木の公園で無事にかなめを発見。「消えて!」、と言うかなめに「自分に嘘つくのやめなよ。本当は変だと思ってるんでしょ?信じてる振りしてないと嫌われちゃうんじゃないかって、心配になっちゃうんでしょ?」とカノン。カノンはよく甘ちゃんだというような批判を視聴者から受けているように見受けられるけど、一方で人の本心を突くような洞察力を持った子だと思う。だから閉ざされたくららの心も開くことができたのだろう。ここでのカノンの指摘は、かなめが前回幸太郎に部屋に誘われて喜んだ直後や、幸太郎の部屋で「いい話がある」と聞かされた時に一瞬表情を曇らせることなどで伏線が張られているので的を得ていることがよく分かる。ここでカノンに平手を食らわすかなめ。カノンはかなめが平手を食らわせた手を取り、自分も田舎から出てきて誰かと繋がりたくて、そのせいで幸太郎にだまされたのだと伝える。取った手を離さず「この手、あったかい?」(これは新しい発想(笑))と聞くも拒否される。「私は人を好きになりたいの!」とタイヘイから助言を受けて辿りついた答えを伝えるが、「バカじゃないの」と一蹴し立ち去るかなめ。果たしてカノンの思いは届くのか・・・。

数日後、「だいちゃん」で新聞を広げるイケチヨ。そこには何と「人気ロックグループ0℃リーダーを逮捕」の記事が。「結局捕まっちまったんだね」と寂しそうなイケチヨだが、(彼も)きっと良い方向に向くよ、とオタキさん。麻薬の売買で逮捕かあ。事件の悪質さでは遠く及ばないけど、何となく「ヒステリックブルー」の一件を思い出すなあ。才能溢れるサキの今後には大きく影響しないといいけど。かなめもそれ以来行方が分からないようだが、タイヘイは、彼女にはカノンの思いが通じたと自分は信じている、と語る。

その日のキャンパスで、カノンが落とした消しゴムを拾ってくれたのは講義にやって来たかなめだった。カノンから離れたところに座るかなめ、素っ気無いそぶりだが、本音はカノンを気にしている様子。カノンは思いついたように歌詞ノートを取り出しメモを取る。大学生にとっての講義なんてこんなもんですよね(笑)。

かなめとの距離をすぐに縮めるのは難しい、手をつないでも『いのりうた』の詞のようにあったかくならないこともあると分かったが、それでも何か変わる気がする。いつも『いのりうた』の詞のように上手く行かないけど、手をつなぐことはやめなくていい。そう思える自分が少し強く慣れている気がします!、と最後にナレーションで視聴者に語りかけるカノン、でエンディング。偉いよカノン!くららに最後までしてやれなかったことを踏まえて自分なりの誠意の貫き方を学んで、これからどんどん力強く歩んでいくのだなあ・・・と思ったらもう残り7回しかないのか(笑)。

ここからは視聴直後の感想。

『クウガ』を観て感動していた頃を思い出した。画面から放たれる、真っ直ぐなメッセージ。好き嫌いはあるだろうし、ところどころいびつなとこはあるけれど、こういうことを伝えたいんだという強い意思が伝わってくる。この番組が好きだと、改めて思いました。

やっぱり荒川さん脚本回は筋が通ってて良いなあ。『カノン』って滑り出しでかなり評判を落としたけど、高寺さんと大石さんには悪いけど、最初から荒川さんに書いてもらっていればここまでお客さんは離れなかったんじゃないかと思いました(笑)。高寺さんの伝えたいテーマをエンタメとして形にするには荒川さんという才能が必要だと思う。戦隊ものは他に書ける人がいくらでもいるから、今後もコンビでこの2人にしかできない名作を生んで欲しいなあ。



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だんだんゴールが見えてきました。



第18話『叶遠』
脚本:荒川稔久 監督:清水厚


荒川さん脚本回らしく、カノンがナレーションで今の気持ちを視聴者に敬語で紹介。くららがピアノを弾いていた楽器店にて、なぜか0℃の『TO THE TOP』がかかり(普通ピアノ売り場でロックは流れないんじゃないかなー(笑))反射的に立ち去るカノン。サキと和解しても、幸太郎やこの曲へのトラウマは相当な様子。

その幸太郎の部屋に訪れたのは8話で超わざとらしいコテコテ業界人演技を披露していたマネージャー。今回は入り口でタバコをふかしながら0℃の解散を告げる。『TO THE TOP』の盗作疑惑や幸太郎のステージ無断欠勤などが主な原因の様子。シンヤとイッキは移籍先を探していて(今後の活躍はまず無理そうだけど)サキだけ事務所のサポートでNYで修行中とか。まあ普通に金になるのはサキくらいだろうし。

幸太郎を突き放し去っていくマネージャーだが、この人はただ能天気なだけだったし、最後だけかっこつけられてもなあ。幸太郎はイライラして早速女を呼び出す。

「だいちゃん」にて、カノンはサキのアドバイスを受け『いのりうた』に今の気持ちを反映させようと作詞に奮闘中。タイヘイは元の詞を推すが、現実の厳しさも踏まえたい、とカノン。カノンはブチンコのリクエストでオリジナルの詞で歌いだすが、その歌で(山形の里)で眠っているブジンサマがついに目覚める!その歌詞は嘘ばかり、歌わないでくれ、と叫ぶブジンサマは元の岩に戻ってしまう。

何が起きたのか分からないカノンにオタキさんとイケチヨが説明を始める。ブジンサマの反応に納得がいかないタイヘイは、直接ブジンサマに問いただそうと「だいちゃん」を飛び出す。無言で軽く手を振るイケチヨがかわいい。ちょうど詞を変えようとしていたカノンはブジンサマの“嘘”という言葉に共感を覚えているような様子。

イパダダに襲われた村は壊滅状態。バタバタと村人の死体が転がり、深夜じゃないと地上波での放送が危ぶまれそうな凄惨な光景です(別にグロくはないけど)。イパダダを発見したサワモリ達は後を追う。

大学のキャンパスで、カノンを見つけたクラスメイトが幸太郎の悪事を告げる。付き合っている彼女に薬物の取引のバイトをさせようとしているという。幸太郎がトラウマであるカノンは「もう関係ないから」とその場を去るが、講義の席でその彼女が5話に登場した深津かなめだと気付く。カノンが幸太郎にあげた手作りのタオルをかなめが持っているのを見つけ、幸せな記憶がフラッシュバックするのが切ない。

サワモリ達と合流しブジンサマが復活しかけた件を伝えるタイヘイ。このままだとゴンベエが代役になってイパダダと戦うこと、イパダダはもうすぐ100玉になる勢いだということも明かされる。

全身黒ずくめで登校してきた幸太郎は、スターなのに皆が避けるほどかなりガラが悪い。カノンの講義終了後を狙ってカノンに迫る幸太郎。かなめはただの気晴らしだと言い、また0℃をやらないか、と持ちかけるが、カノンは突き放して去る。幸太郎はめげずに校内でかなめを見つけ、家に誘う。

「だいちゃん」にて、いつものようにオタキさんとイケチヨに人生相談をしながらラーメンを頂くカノン。中途半端にかなめに関わるといい結果にならないとアドバイスを受け、くららに最後までしてやれなかったことも思い出し、「私、やっぱり半端でした」「私なりにやってみようと思います」と中途半端には関わらないことを誓う。なんだか『クウガ』3話の雄介の「俺、中途半端はしません!きちんと関わりますから!」宣言に通じるものがあり感慨深い。同じ人達が『カノン』を作ってるんだなあ~としみじみ。つーかラーメンのびるからぐだぐだしゃべってないで食えよカノン(笑)。
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カノン=女・雄介説。

幸太郎の部屋にきたかなめは幸太郎の「したい」という超ストレート発言でセクロス突入、と思いきや「やっぱいいや、大事にしたいんだ」となぜか中断。それはこの後すぐ薬物取引のバイトを切り出すための布石だったようだ。

タイヘイはジュウゾウにブジンサマの反応について文句を言うが、ジュウゾウはブジンサマの反応をそれも仕方ないと思っている様子。

カノンは鼻が利くトモスケを連れて、刑事ばりにかなめの聞き込みを開始。この2人の2ショットは9話の「私の魚肉ソーセージ食べちゃったのは誰?」事件以来で新鮮。

カノンはかなめの高校時代の同級生から、昔かなめが“プロフ”をやっていたと聞き、早速アクセスしてみることに。

一方、お寺にたどり着いたオンバケ達はまたイパダダを発見する。早くやっつけろよと思うが、すばしっこいのですぐに逃げられてしまうようだ。お坊さん達もバタバタ倒れており被害はどんどん大きくなっている。一般的なヒーロー番組と違って、異形の者である悪霊の仕業によってリアルに死人がたくさん出ているのは説得力がある描写と言える。

舞台は再びキャンパスへ。カノンのナレーション「(深津(かなめ)さんのプロフの中身はとても哀しく切ないものでした・・・)」でエンディング。

うーんさすが荒川脚本回。後半の、イパダダを追うサワモリ達の様子(ヒーロー番組におけるアクション部分)とカノンの様子(ドラマ部分)の絡め方が上手。余韻が残る終わり方も素敵だ。自身のトラウマから臆病になりながらも、困っている人を放っておけずに奮闘するカノンは、ちょっとポーッとした里久鳴さんが演じることでとてもリアリティが出ている。いい番組だなと思う。

最後に予告編。「その時、牛乳好きのトモスケは! 」
だからそこ関係ないだろ(笑)言いたいだけシリーズ、いいなあ。



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