『数学の世界史』は頭を使う

本だが、(文中の)「スキマ」の

多さと、著者の最大限の努力

のおかげで何とか読み進めている。

ただいま古代インドを探索中。

 

 

しかし「第三章 古代エジプト人

の割り算」は相当に難しく、

ほぼほぼお手上げ(理解不能)

であった。割り算でギブ・・・

どうしてそんな考え方をするんだ、

(古代)エジプト人よ。

 

 

そんな折、「BS世界のドキュメンタリー」

で『ノーラン・ライアン “伝説の投手”の真実』

(前・後編)をみて、無性にこの本

(ピッチャーズバイブル)を読みたくなった。

難しい本の息抜き、チェイサーである。

 

 

 

 

 

ライアンといえばこの表紙の、

左膝を肩まで上げる独特な

投球フォームであろう。

 

まさに唯一無二、ここから繰り出さ

れる剛速球は「ライアン特急」と

よばれ、46歳で現役を退くまでに

7回のノーヒットノーランを達成

・・・(以下の説明に譲る)

 

 

このカッコの良いフォームは

男なら好きなはずである。

日本の投手では野茂 英雄や

村田 兆治が雰囲気は似ているかも。

 

 

選手生活の最晩年でも155km

くらいはだしており、それを

支えていたのが、この

「ピッチャーズバイブル」に

記載された、彼オリジナルの

練習法、調整法である。

 

体のケアや、鍛え方、調整の

仕方は図解入りでまさに投手の

バイブル。

しかしわたしの興味は超一流選手の

経験に裏付けられている思考である。

 

 

で、最後は度胸だ、と喝破する。

いわく、

『とにかく、内角を攻めることを

恐れないことだ。打者はピッチャーが

内角に絶対に放らないとわかったら

大胆にホームベースに覆いかぶさり

外角のみに集中する。

打者を楽にさせてはいけない。

打者に手の内を見せずに疑心暗鬼

に追い込むことが大事だ。』

 

『内角攻めは、攻撃的なピッチング

の核になる。デッドボールや相手に

ケガをさせることを恐れてはいけない。』

 

160㎞投げられるピッチャーが

このように戦闘的だと始末に悪いですね。

 

 

番組の方では、再三再四家族への感謝

を述べていた。食事の時はテーブルで

神への感謝の祈りを。敬虔なクリスチャン。

奥さん、子供たち、孫たち 皆から

尊敬と愛情を受け、柔和な笑顔である。

 

フト、同じタイプの剛速右腕で

あった村田 兆治の、孤独なうちでの

死を思わずにはいられなかった。