吉村先生ドドーンと紹介 第3弾
昭和の時代にも世界の先駆となる日本人技術者と医師がいた。太平洋戦争が
終わり、物資も配給から自由に手に入りつつある戦後のころ、東京大学の
研究者(医者)がオリオンカメラに胃を直接撮影できるカメラの共同開発を依頼する。
世界初の胃カメラの開発をなしえたオリンパス光学の技術者と東京大学の
医者の物語。実話(一部フィクションあり)です。
ヨーロッパでは実験で何人もの死者を出した胃カメラの開発。
日本の開発チームも苦心惨憺の末、やれやれ完成と思ったら、新たな問題発生。
それを克服し今度こそ・・・ でもまた新たな課題が出現。
グラスファイバーの胃カメラができるまでは、ホントにレンズ付きのカメラ
(フラッシュあり、フィルム送りあり)を胃の中に入れていたというから
にわかには信じられない。マジっすか?あんなカメラみたいな大きなものが
口の中に入るんすか?
目標を見定めたら、熱血技術者たちの道を妨げるものはない。
アイデア、工夫、やりがい、根気 ・・・
モティベーションがあれば、どんな困難にも立ち向かっていける、と思える本です。