良い季節になってきましたね。
ただ、線状降水帯が気になる季節にもなってきました(スコールとどう違うのでしょうか?)。
先日、関西盲導犬協会主催の盲導犬Lone'sフェスタ2024に参加して参りました。
場所は亀岡のサンガスタジアムです。
天気にも恵まれ、多くの来場者でにぎわっておりました。
私の担当は「どうぶつのお医者さん体験」です。
大変盛況で写真を撮るのを忘れてしまいました。
「聴診」、「顕微鏡」、「注射」、「縫合」を体験してもらいました。
参加者は幼稚園くらいの方から、主に小学生、そして時々中高生、という幅広い年齢層で、保護者の方とご一緒に体験していただきました。
私は顕微鏡の担当でしたが、ものすごく驚きました。
何に驚いたかと言うと、皆さんの細胞の知識に驚いたのです。
幼稚園や低学年くらいの子たちから、「マクロファージ」や「T細胞」などの言葉が出てきたからです。
赤血球、白血球、血小板を知ってもらおうと思っていたら、それをはるかに上回る知識量。
なぜそんなことまで知っているのかを尋ねると、「はたらく細胞」という漫画がテレビで放送されていて、みんなそれを見ているとのこと。
擬人化されていない、本物の赤血球、白血球、血小板を顕微鏡の世界で見た彼らが、はたらく細胞でのイメージと本物を頭の中でフージョンさせて、生物学への興味へと昇華させていってくれていればうれしい限りです。
この写真は400倍に拡大した犬の血液(実際に見てもらっていた標本からの写真)です。
ひとまず総理大臣にお願いしたいことは、はたらく細胞の作者の清水茜先生に国民栄誉賞をあげてください。
多くの少年少女たちに科学への興味を持たせてくれている功績は偉大だと思います。
はせ犬と猫の病院でも体験教室できればいいなあ。