ちょっと時間が経ちましたが、中継の録画をご覧いただけましたか?

 

 船橋市議会というところはいかに怠惰な議会かということをあきらかにしようとして問うた質疑です。

 

 順を追って解説をさせていただきましょう。

 

 これからいきましょう。

 

 日程第13 質疑 長谷川大議員(研政会)(左をクリックしてください)

 

 まず、陳情が提出されてその審査を健康福祉委員会で行いました。

 

 その陳情は次の通りです。

 

陳情第33号 住民の健康増進と東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止条例の早期制定に関する陳情 

 

 スモークフリーキャラバンの会は、喫煙の健康障害を広く啓発し、国民を受動喫煙の被害から守るために受動喫煙防止条例(屋内全面禁煙)の制定を求めて活動している団体です。

 一昨年までに全国46都道府県(神奈川県を除く)を訪問し、昨年からは東京都下54自治体(島嶼部を除く)を訪問し、当該の知事・首長・議長等に条例の早期制定を訴えてきました。今般、千葉県民の健康を守るために、千葉県下54市町村の首長・議長に表記の要望・陳情を行うことにいたしました。

 喫煙の健康障害については既に医学的にも立証され、厚生労働省等の公的機関においても議論の余地なく認識されているところです。さらに、受動喫煙については「タバコを吸わない人が健康障害を被る」ことから社会的対策が強く求められています。

 しかし、2017年に厚生労働省が作成した健康増進法改正案(いわゆる受動喫煙防止法)の原案に多くの国民が賛成しているにも関わらず、今年の通常国会での法案提出は見送られ、法案の制定は足踏み状態にあります。受動喫煙防止施策は国や県だけの専決事項ではなく基礎自治体としての責任も重大です。当該地域住民(特に、飲食店等のサービス産業で働く労働者や、自ら受動喫煙から身を守る事の出来ない子供)の健康を守る為に、条例にて明確に受動喫煙を防止することが必要です。

 また、千葉県内ではオリンピック・パラリンピックに際し計8競技の開催が決まっています。オリンピックについては、国際オリンピック委員会(IOC)が1988年に禁煙開催方針を採択し、カルガリー大会以降会場の内外が禁煙化されました。さらに、2010年にはIOCと世界保健機関(WHO)とで「たばこのないオリンピック」の合意がなされ、以来、競技会場だけでなく、開催国(開催都市)では飲食店を含む屋内施設を全面禁煙とする法律や条例が整備されてきました。千葉県においても受動喫煙防止条例が制定される必要があります。そのためにも、まず、貴自治体として地域の特性に応じた受動喫煙防止条例の早期制定を求めるものです。

以上

 

 です。

 

 質疑の中でも確認しているのですが、私が意識している部分は、最後の部分です。「貴自治体として地域の特性に応じた受動喫煙防止条例の早期制定を求めるものです。」ということです。

 

 このことに、委員会が全会一致でこの陳情を採択したということは、船橋市の松戸市長側に条例を策定しなさいよ。というのが、まずは第一義的な話。

 

 しかし、市長側は、国の動向を見守りたいと委員会の中で申し述べているのです。

 

 陳情という議長に提出されているものを、関係のない執行機関の職員を委員会に呼び、状況を説明させるという愚挙を行なっていることによって、執行機関側の考え方を明確に述べさせてしまったが故に、執行機関側が「早期制定をしない」という意味合いの答弁までされたわけです。

 

 それは当然の話であって、条例制定すべき根拠法律となる健康増進法改正が行われなきゃ何もできません。ということです。

 

 陳情者の申し述べていることは、法改正がなければなかなか難しいですよ。という陳情であることは明白になっているのです。

 

 それなのに、そういうことも踏まえて、「あえて」全会一致にまで持って行った「責任」というのはものすごく重大なのです。

 

 なぜこういう書き方をするのか説明しましょう。

 

 健康福祉委員会中継録画アップ~(5)

 

 をクリックしてご覧ください。最初の部分に書いてあることの修正です。

 

 「委員長の画面向かって右の議員が2回とも全員が挙手をして、数テンポ遅れて挙手をしています。明らかに委員会の動きを見て挙手をすると言う、自分がなく、会派の決定もない証拠。」と記述しています。

 

 しかし、43分20秒くらいを何度も見直してみましたら、委員長の左手に動きがあるのです。挙手をしていない自派の委員に明らかに挙手を促す動作をしているのです。

 

 このことから推察するに、会派の決定はあったのではないか?ということです。しかも「不採択」で。それを自派以外は採択だからということで、中立な立場になければいけない委員長が隣の自派委員に挙手を促したのではないかと思われるのです。

 

 私の知る委員長の人間性から推察するには、自分が会派で「うちら以外全員採択だったから。」とでも言って言い訳をして事後承諾をさせようとしたのではないかとも考えられます。

 

 で、話を戻しますが、陳情の願意を汲み取った活動を速やかにすべきなのが「全会一致」で、「条例制定」を求める陳情を採択した委員会の責任として、委員会での議決の責任を全うしてもらいたいものです。

 

 そうでなければ、信頼される議会なんてあり得なくなります。議会にも、条例案を策定して、発議案として提出できる権限を有しています。

 

 それが委員会全会一致ということは、委員会でさっさと策定すれば、すぐにでも条例制定ができるんです。

 

 しかし、今回のこの委員長の答弁を見てどう思いますか?ただ単に大衆に迎合し、その場しのぎその場限りの審査をしている常任委員長であり委員会です。

 

 今回のこのことは、船橋市議会の一員として、私は看過できない事態だと強く、深く憂慮をしているところであります。

 

 このままで良いのかを様々なシーンで問うていきたいと思います。あまりにも陳情者に不誠実であり、信頼を損なう行為だと感じるからです。

 

 そういう憂慮すべき事案でもあるにも関わらず、私が委員長を私怨でいじめているかのごとくいう議員がいるのです。なんともその無責任さにただただ驚くばかりです。