私が社会人として育った環境。結構厳しい、「社会常識」なるものを徹底的に仕込まれました。それが正しいかどうかはわかりません。しかし、今まであまり恥をかいたことはないと思います。


 何度かブログでも書かせていただきましたが、随分と徹底的に仕込まれた感はあります。


 また議員になってからも、いろいろなシーンで、いろいろな先輩たちから教えていただいたことがたくさんあります。


 それは座学による講習などではなく、完全OJTって感じですかね。


 さて電話応答の「会話」のいわゆるTPOとか、相手によって「会話の変化」とか様々な「対応」を学んだものです。


 それも口うるさく言われながら。


 まず会社で教えられたことは、


 相手によって、話し方が変わる。当たり前のことです。例えば上司など目上の方が、デスクに来て話し始めたら、起立をして同じ立った姿勢で話をする。


 とか、


 取引先やその受発注関係にあったり、関係が明確な場合、「お願いする側」は、電話でコールバックを要求したりはしない。不在の場合は何度も掛け直す。


 とか、


 上着やネクタイの着用に関しても、訪問先によってきちんとする。


 とか、


 訪問時や会議時の着席位置。


 とか、まあ、数え切れないほどのことを教えていただきました。ですから、そういう教育を受けていない人と、教育は受けたけど違う教育だな。という人との違いはすぐにわかります。


 まあ、はっきり申し上げて、議会の中にも「かわいそうな人」はたくさんいますね。


 そういうお作法ができていない野蛮人が。


 さて議員になってからの教育も結構なものでした。


 これはもう何と言っても「表」と「裏」の世界の話。「顔で笑って心で泣いて」ではありませんが、多いのは、「顔で笑って、心でではなくいなくなったら罵倒して」みたいな感じ。の世界であるということを教えられました。(笑)。


 なんせ、議員さんは「自分が一番」ですから。(笑)。


 でも、本気で可愛がってくださった議員には、きちんとした教育をしていただきました。これは、本当に感謝以外の何物でもありません。


 お辞儀の仕方。実は、これは選挙用のものを教える議員は星の数ほどいますが、そうではなくて、日本の伝統文化に根付くお辞儀の仕方をお教えいただいたのは、私にとって、大変意義深いものでした。


 それから、会社員時代ホテル事業の部門に在籍した時は、これまた社長から直々に様々なことを学びましたね。


 一言で言えば「スマートな振る舞い」とでもいうのでしょうか?本当に素敵な社長だったのですが、役員も含め、社員全員がその社長に一歩でも近づこうとしていた感じが今でも思い出されます。


 役所の職員としてその社長に接していた職員がよく社長のことを言いますが、結構ピントが外れている人が多いというか、所詮は役所の職員としての接触しかしていなかったわけですから、その社長の魅力なんて知る由も無いでしょう。


 今でも、私は、あの社長のような人生を送りたいなと思うし、あの社長のような「人付き合い」をしたいなあ~とも思っています。


 学歴ではありませんが、あの社長の大学の後輩は、やはり素晴らしいし、尊敬できる方々がたくさんいらっしゃいます。いずれにしても素晴らしい尊敬できる社長でした。


 そして学んだこと、どういう立場の違いでも、相手を敬って接すること。を学ばせていただきました。


 なぜこのようなブログを書くのか?


 実はタイトルにある「接遇日本一」は、ここ数年船橋市役所で聞こえてくる単語です。今回、やはりできていないな。と感じたのことがあったので、書かせていただきます。


 議会とは何か?議会と執行機関の関係とは何か?


 簡単に、単純に申し上げると、執行機関の代表である市長が、議長に対してこの法律に定める議決を必要とする議案を審議し、議決をしていただきたいと思いますので、議員さんたちいろいろとお忙しいとは思いますが、日程時間を調整して審議をお願いします。


 って話があります。


 そんな中、私は議案を説明するのは何のためだ?


 を考える機会を作らせていただきました。が、しかし、その答えは「議員さんたち、議案の内容がわからないままと恥をかくでしょ。だから私たちが教えてあげますよ。」という答えを持ってくる職員の方々が複数人いました。


 間違いです。


 市長は忙しいので、議案を通して(賛成して)いただきたいという市長に代わって、議案の内容を説明させていただきたいと思います。

 ご都合のよろしい時間にお伺いし、説明の時間をいただきたいと思いますが、いかがでございましょうか?


 というのが私が社会人として育ってきた環境で、申し上げるセリフです。


 では、その説明の機会を作ってお受けする体制を整えました。どういう動きになるか?


 驚きは、議会を担当する部署が偽情報を流し、長谷川の会派にはいつでも資料を渡せるように準備しておくこと。くらいの全く意図しない情報を流したのです。


 その結果何が起きたか?


 すみません。資料を届けにきました。という職員の方々がいたこと。これは、総務課の指示に忠実に従った結果ですから文句は言いませんが、あまりの勝手な解釈に怒り心頭。ブログに自分でお知らせしましたが、これまた不思議な動きが。


先日のブログをお読みください。

平成27年第4回定例会

 をお読みいただいた方々の動き。


 一番強烈なのは、私の方から議案の説明をお願いします。と申し入れをさせていただいた何でもお見通しの部長さん。


 次は、一般的なお作法や礼儀を知っている部長さん。みなさん直接部屋へお越しいただき、「いかがいたしましょうか?」という切り出しでしたので、日程調整をさせていただきました。


 それを課長にやらせる部長。


 電話で済ます部長。


 電話で済ます課長。


 電話で出ることができなかったらコールバックを求める課長。(課長任せ)。


 接遇日本一の船橋市役所の管理職の「相手」に対する接し方の事例でした。


 議会に議案を提出すること。


 というのはどういう行為か?よくよく考えていただく必要があります。