本日は天気がいいので、前場で株の取引は終了し、富山駅から環状線のセン
トラムに初乗車し、グランドプラザで下車しました。
(ICカードを保有 片道180円 通常200円)
市電が便利な地域に住んでいても、富山市唯一のデパート大和(コード:8247)
で買った荷物を考えると、どうしても車で行ってしまう。
富山県民の性とでもいいましょうか。w
2000円以上買えば2時間駐車料金が無料になるですが、なぜか時間に追われ
る気がして、時間までのんびり中心商店街に滞在しようと思ったことはほとんど
ないです。
原因は他に行きたい店がないのと、駐車料金払うくらいなら帰るというケチな
思考が働くからです.
大和のある総曲輪通り商店街はまだ利用することは多いですが、中央通り商
店街となると、近年買い物した記憶はほとんどありません。
中央通り商店街は今どうなっているのか調べに散歩がてら歩くことにしました。
やはり空きテナントの数の多さが目につきます。
中央通の中ほどにギャルリ・ミレーという、まちなか美術館がありました。
以前から気になっていたので、今日は駐車料金や時間を気にしなくていいので
入館することにしました。
収蔵作品はミレーやクルーべなど22作品と企画展示で客は私一人だけで、中
には警備員が一人というマンツーマン状態。
貸切状態で高額の美術作品を鑑賞することができました。
入館料は200円とリーズナブルです。
個人的にはインコを手にした若い女性 フリッツ・ツベル=ピューレル 油彩画
が、昔飼っていて玄関を開けたら逃亡したインコに似ていたのと、若い女性が
美しく描かれていたので、印象に残りました。
絵と場所は北陸銀行が提供していて、すばらしい社会貢献だと思います。
その他にも、中央通り商店街には、酒饅頭で有名な竹林堂や立川志の輔師匠
が中心となって運営されている演芸場 てるてる亭などありますが、平日とは
いえ人通りは総曲輪と比較してもさらに少ないのが現状です。
総曲輪通りが商業施設の再開発ラッシュしているのに対して、中央通り商店街
はマンション建設中心の再開発のようです。
次に向かったのは、8/22に旧富山大和跡地に完成したTOYAMAキラリ。
1階は富山第一銀行フロアで、2階~6階はガラス美術館と富山市立図書館が
併設されています。
ガラス美術館は常設展なら、一般・大学生でも200円で観覧できるので、超おス
スメです。
ガラスにあまり興味ない自分でもすごいと思う作品が何点もありました。
富山市立図書館も素晴らしい空間で毎日でも通いたいくらいです。
とにかく、富山産の木材を使用した建築デザインを見るだけでも価値
はあると思います。
カフェも2Fにありますので、ゆったりとした気分になれます。
富山市は市電を環状線化したり、中心市街地にマンションを多く誘致して中心
人口を増やし、少子高齢化に対応したコンパクトシティを目指しています。
北陸新幹線が開業して、東京方面からの交流人口が増えつつありますが、
郊外のショッピングセングセンターやネット通販の普及で、すっかり活気は失わ
れてしまいました。
今更の感もありますが再開発もやっと動き出し、あちこちで少しずつ富山の街
が変貌しようとしています。
昔の活気のある中心商店街に少しでも戻るように地元民として、今後も中心商
店街を利用し、お金を落とすようにしていかなければいけないと思いました。
帰りに富山大和店で催していた北陸新幹線沿線 グルメフェスタで長野のおや
きと群馬のガトーラスクをお土産に買いました。
ギャルリ・ミレー美術館とガラス美術館と図書館で読書とまさに芸術の秋を満
喫した一日となりました。
グランドプラザ前電停から富山駅に向かう時に時刻表を見ると意外と間隔が
あるので、お急ぎの方は少し歩いて西町電停から乗ったほうが本数が多く早い
かもしれません。