「大坂城」と「大阪城」には、何か違い?
広報あしや7月号に徳川大坂城の刻印石と芦屋市の関わりの特集がありました。
その中にも、大坂城と大阪城の解説がありました。
※大阪の漢字が使われるようになったのは、明治からで、それ以前は大坂の漢字が使われていました。現在の大阪城と江戸時代以前の大坂城を区別して使い分けています。と解説されています。
私も以前にこの事を調べて見ました。
結論を言えば、この2つの表記はいずれを使っても構わない事になっています。
ただ、一般的に近代の明治以前の”おおさかじょう”を指す時は「大坂城」、明治以降の”おおさかじょう”を指す時は「大阪城」と言う事が多い傾向という事でした。
この文字が問題となったと言われています。「坂」の字が”土に反る”という意味になり、これが縁起が悪いという事から江戸時代の頃から「大阪」という表記が使われ出した事実もあります。
1868年に明治政府にが設置したのは「大阪府」だったので、これによって「大阪」が正式な表記となったと考えれられます。
もっとも、明治10年頃までは「大坂」と「大阪」いずれも使われていたとされ、どちらを使っても構わない時期があったと言われています。
芦屋市呉川町に芦屋市 <大坂城石垣石切丁場>として展示されていますが、案内版に
「大阪城」と表記されてるのですが、上の説明より適切な表現なら「大坂城」の方がより適切な表現だろう。