大分県中部地域には大湯鉄道の物語の他にも、大正時代の華やかな歴史が詰まっています
今日は、少し大湯鉄道からはなれて豊後大正ロマン街道にある発電所の歴史を紹介します

大正11年竣工の九重町町田第2発電所
すばらしい建築です
では明治から大正期の
大分県内全域のダム開発の歴史です
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竹田第1発電所 明治33年 竹田市
石井発電所 明治40年 ●日田市
沈堕発電所(旧) 明治43年 豊後大野市
女子畑発電所 大正2年 ●日田市
篠原発電所 大正3年 ●由布市
幸野発電所 大正4年 ●由布市
大龍発電所 大正6年 ●由布市
柿原発電所 大正7年 ●由布市
鮎川発電所 大正7年 ●由布市
下川発電所 大正7年 ●由布市
畑発電所 大正7年 ●由布市
軸丸発電所 大正9年 豊後大野市
右田発電所 大正9年 ●九重町
野上発電所 大正9年 ●九重町
町田第1発電所 大正11年 ●九重町
町田第2発電所 大正11年 ●九重町
飯田発電所 大正11年 安心院
広瀬発電所 大正11年 安心院
湯山発電所 大正12年 ●日田市天瀬
竹田第2発電所 大正12年 竹田市
沈堕発電所 大正12年 豊後大野
笹川発電所 大正15年 竹田市
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私たちの大分県中部地域にある発電所の主だったものは
ほとんど大正時代に作られたと言ってもいいでしょう
特に女子畑発電所は小倉の八幡製鉄所まで送電していたそうです

大正2年発電開始した女子畑発電所
こちらは、篠原発電所のための櫟木ダムです

大正3年当時の、堰堤かせ奥のほうに見えます
→篠原発電所←
九重町の発電所は、ダムから発電所、発電所、発電所と
高低差を利用してなんども水を利用しています
それもすごい長いトンネルで送水しています
大正時代にどれほどの苦労をして建設されたのか
夢があったんでしょうね