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私鉄大湯鉄道株式会社は、大正11年12月1日鉄道省によって買収され鉄道院の国鉄となります。
もともと大分川流域地域の発展を目指して開業した大湯鉄道てすが、鉄道省の久大線計画の一部として、現在のJR久大本線の基となりました。
当時大湯鉄道の副社長だった佐藤庫喜さんは、衆議院議員時代、軽便鉄道法に深く関わった方です。また同郷の元田肇さんは、国東選出の国会議員で、大正2年逓信大臣、その後鉄道省の初代大臣です。
このお方達が久大線計画について知らなかったとは考えにくい。
もしかしてだけど、庫喜さん、久大線計画知ってて、売却を見越した上で、まだ由布院別府に比べて立ち遅れていた大分川流域に鉄道を引いたんじゃないのでしょうか。
実際には、庫喜さん存命中には、大湯鉄道は売却されませんでした。大正10年庫喜さんが亡くなった翌年大湯鉄道は国鉄となります。
2014-05-23 衆議院議員 佐藤庫喜