蘇州にはイオン・モールが、呉中区、園区、新区の3箇所にあります。
僕が行くのは園区店ですので、イオン・モール園区店について紹介したいと思います。
イオン・モールは中国語で「永旺夢楽城」と呼ばれています。
永旺(ヨンワン)というネーミングですが、AEONという言葉はラテン語で「永遠」という意味なので「永」はそれを直訳したもので、「旺」はイオンのオンと発音が似ていることから来ているのだと思います。
夢楽城は直訳すると「Dream Happy City」ですが、夢楽(マンラ)というのは多分「モール」という言葉と発音が似ていることから付けられた名前なのでしょう。
イオン・モール園区店は地下鉄1号線の鐘南街に2015年5月にオープンしました。
外観はこんな感じで、日本のイオン・モールとそっくりです。
イオン・モールは郊外にしかないので、東京の都心に住んでいる人にはあまり馴染みがないかも知れませんが、僕が一時期住んでいた名古屋には何十軒もあったので、この概観を見るだけで日本に戻ったようで嬉しくなります。
中身も日本のイオン・モールとそっくりで、端っこの2割程度の面積がイオン直営のスーパーで、残りがテナントとなっています。
こちらがスーパー。
欧尚ほどではないですが、かなり賑わっていますね。
日本と同じで会員になると20日と30日は5%オフなのだそうです。
コカコーラは2.8元です。
イオンは日本人向けに経営されているわけではなく、あくまで中国人向けのお店なので、しんせん館やFresh Martのような外人向けスーパーほどは高くないですが、欧尚やウォールマートよりはちょっとだけ割高です。
日系ならではの安心感があるので、やや割高に売っても客が集まるのだろうと思います。
こちらは特別価格10元のコーナー。
キリンの午後の紅茶のミルクティー版が4本10元(約160円)で売られています。
中国では、ミルクティーはコーヒーと同様、最近流行り出したオシャレな飲み物なので、やや高値で売られるのが通例で、午後の紅茶のミルクティーはだいたい1本3.5元~4元(約56円~64円 )が相場。4本10元(1本あたり2.5元)はかなりお得です。
僕も買って帰りたかったのですが、ちょっと家から遠いので、4本のペットボトルを抱えて帰るのはイヤだなと思い、見送りました。
スーパーの一角にはフードコートがあります。
たこ焼きや日式ラーメンや鯛焼きのお店もありました。
前述の通り、僕の家からはちょっと遠いので、ここに来ることは多くはないのですが、次に挙げる3つのテナントを目当てにたまに訪れます。
まずはニトリ。
僕の住まいは家具付きのアパートなのですが、大家さんが用意してくれた布団があまりにも薄く、とても冬を乗り切れるものではなかったので、ここで羽毛布団を買いました。
その後もお皿やコップを買いに、時々訪れています。
続いて鎌倉パスタ。
日本の味と全く同じではありませんが、たまに食べに来ます。
最後はがってん寿司。
蘇州の寿司屋で、マグロが赤身・中トロ・大トロに分かれているのは、極めて珍しいです。
ネタを仕入れることが難しいことに加え、中国人は寿司を食べてもマグロを重視する傾向がなく、サーモンがもっとも好まれるネタだからだと思います。
そんな中で、赤身・中トロ・大トロに分けることにこだわったがってん寿司は偉いと思います。
日本の寿司とは似ても似つかない食べ物を出す元○寿司は見習って欲しいなぁ。
他にも日本人に馴染みのチェーン店がたくさん入っているのですが、それらは星海広場や時代広場にもある店ばかりなので、残念ながらありがたみが薄いです。
鳳凰文化広場にもあるしまむら
久光にもあるはなまるうどん
どこにでもあってもう見飽きたスターバックス
これらのテナントの一部が、もっと珍しいお店に変わってくれたら、ちょっとくらい遠くても、もっと足を運ぼうと思うんですけどねぇ。