今日は慣れない土地での飲食にも安心な(はずの)ファーストフードチェーンの紹介です。
日本でもお馴染みのアメリカ発ファーストフードチェーンのケンタッキーフライドチキン、マクドナルド、バーガーキングに行ってみましたので、との感想と利用上のコツを書いてみたいと思います。
◆ケンタッキーフライドチキン(肯德基)
中国人は鶏肉が好きなのだそうで、マクドナルドよりもケンタッキーの方がたくさんあります。蘇州工業園区の僕の活動範囲には、マクドナルド1軒、バーガーキング2軒に対してケンタッキーが5軒と他を圧倒しています。
マクドナルドとバーガーキングがアメリカと同じ味を提供しようとしているのに対して、ケンタッキーは中国人の味覚に合うようにいろいろ工夫を凝らしていて、米を使ったメニューなんかもあります。
僕は今の所そういう独自メニューを試したことはなく、日本にもあるオリジナルチキン、チキンフィレサンド、フライドポテトしか食べたことがありません。
それらを食べての感想ですが・・・・う~ん、あんまりおいしくないなぁ。なんか肉の質が今ひとつなんですよね。
尚、チキンフィレサンドはピリ辛味です。お子様が食べる際には注意を要すると思います。大人には辛い味で誤魔化せるので、オリジナルチキンより良いと思います。
◆マクドナルド(麦当劳)
中国全土ではたくさんあるはずなのですが、なぜか蘇州工業園区では異常に少ないマクドナルド。僕の行動範囲には1軒しかありません。
マクドナルドは基本的にアメリカと同じメニューです。当然ですが、残念ながら僕の愛好するテリヤキバーガーを食べることはできません。
そんなわけでフィレオフィッシュとフライドポテトを食べてみたのですが・・・う~ん、こちらもイマイチ感が・・・。なんかパンがペチャンコでパサパサな感じです。ポテトはケチャップが付いているのでまあまあ食べれるかな。
アメリカの味を再現しようとして失敗してるという感じがします。
◆バーガーキング(汉堡王)
バーガーキングもアメリカ本場路線なのですが、こちらはちゃんとしています。アメリカと同等の作り方や保管の仕方を店員に指導することに成功していると思われます。
なんと言っても他の2社と違うのは、ちゃんとあったかいものが出てくるというところ。他の2社は待たせる割には冷めたものが出てきたりして、理解に苦しむことがあります。
そんなわけで、僕のオススメはバーガーキングです。
さて、全てのファーストフードチェーンに共通する特徴を挙げてみたいとみたいと思います。
メニューを知っているアメリカ系ファーストフードチェーン店なら、言葉のわからない外国でも安心・・・・と思ってしまうところですが、意外とそうでもないです。
諸外国と同じで、これらの店での注文方法は壁の高いところにあるメニューを見ながら欲しいものを言うという方式ですが、このメニューは中国語で書かれていて(バーガーキングを除いて)英語の併記がありません。そして、バーガーキングでは英語の併記があるものの、あっても意味がありません。なぜなら、店員さんには英語が通じないからです。多分彼らの大半はHamburgerという英単語すら知らないと思います。
ですから、ファーストフード店での注文は、座席について手元のメニューを見ながら注文する普通のレストランよりも却って難易度が高いのです。でも、日本でもそうですがじつはちゃんと下敷のような形をした手に持てるメニューがありますので、注文する時にはまず「ツァイタン(菜单)」と言ってそれを見ながら注文するのがコツです。
それと、こちらの店員さんは残念ながらあまり作業がテキパキしているとは言えず、店員同士の連携もイマイチです。
「これじゃあファーストとは言えないよなぁ」と思ってしまうほど待たされることもしばしば。
気持ちに余裕がない時には行かない方が良いと思います(笑)。
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