発達障害と向き合う | たこぼうずのブログ

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日々考えていることを、
綴っています。

アメブロは12年目です。

発達障害の診断を受けたのは、

27歳くらいの頃だ。


ADHDとASDである。


以来(それまでもかもしれないが)、

発達障害の視点から、

生きやすくするための努力や

工夫をしてきた。


特に効果が高いのが、

カッとなった時に

事柄と考えたことを書き出して

客観的に記録することだ。


自分の傾向が分かるというよりは、

「客観的に見ることで落ち着く」

効果があるように思う。


そして特性の1つとして

「反芻思考」があるので、

いわゆる「思い出し怒り」が生じた時は、


過去の記録を元に、

冷静にアプローチすることが

できるようになってきた気がする。



それでも障害はやはり障害で、

折り合いをつけたり

いなしたりすることはできても

根本の特性は変わらない。


自分の場合は、

特に決められたルールが

守られていない状態に非常にモヤモヤする。


マイルーティンは守りたい。


業務時間外の仕事や連絡は、

極力したくない。


衝動的に動きやすい。


などなど、

典型的な特性がある。


マイルーティンに関しては、

「マイルーティンを崩される可能性が

あることもルーティンのうち」という

考え方をしてから、

折り合いがつけやすくなってきた。


業務時間外の仕事や連絡に関しては、

「仕事をする上での税金のようなもの」

という考え方で折り合いをつけている。


未だに折り合いが

なかなかつけられないのが、

決められたルールが守られていない状態

である。


仕事上もそうだが、

日常でも

自転車の左側走行が

徹底されていない現状に

モヤモヤすることは多く、


疲れやストレスが溜まっていると

モヤモヤは顕著になる。


最近仕事の先輩から、

「自分のベストを尽くせばそれでいい」

という言葉をいただき、

少し折り合いに向かいつつある。

魔法の言葉のようだ。


誰かが逆走している状況に

腹を立てるのではなく、


自分が淡々と

左側を走行していれば

それでいい

という考え方ができる。


「折り合いのつけ方」に関しては、

かなりコンビニの先輩上司から

教えていただいたものも多い。


本当ならもっと

ご指導の下働きたかった気持ちはある。



もうすぐ自分は40になるが、

これまでの人生、

発達障害の視点から振り返ると、


「いかに普通になる努力をしてきたか」

という40年だったように思う。


「個性」はやはり生きづらい。

余計なことは言わないほうがいい。


自分を知ってもらうよりも、

相手の話を聴いて受けとめるほうが

世の中で需要があるし、

好感をもたれやすい。


「自分」の表現場所は、

ブログや音楽と、

希少な心許せる人たちがいれば、

充分である。


自分なりに発達障害の勉強はしたし、

これからもしていきたいし、

仕事にしているわけだけど、


当事者としては

どうしても生きづらい個性だと思う。


その個性とどう付き合うかが

人それぞれなのだろう。