「損な役回りを引き受ける必要はないよ」 | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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12年前の記事.これは、読んで欲しいわ。「損な役回りを引き受ける必要はないよ」

 

そうそう、この子、大学生だ。スクスク育って、自分の進路へ邁進中

 

親の考えと対応で、子供の人生、変わっちゃう。ほんとだよ

 

  

・・・・・

 

いつも損な役回りを引き受けることになる男の子(小2ADHD系アスペルガー)

 

ボールあて鬼ごっこをしていても、みんなが、その子を標的にする。誰かとボールキックしていても、いつの間にか、ほかの子が来て「僕のほうがうまい」とポジションを奪われる。

 

「そんなとき、『もう僕、いいわ』とそこから離れていいよと、教えようと思うんです」と、お母さん

 

そして、続けて言われた

 

「私も、そうやって。で、標的になったり、はみごになったりする役を引き受けたけど、それしても、その後40年、ちっともよいことなかったいうのを知っているので」と。

 

「お母さんが(発達障害で)、そうして、いじめられっこ役引き受けて、よいことなかったと思うんやったら、子供には、ちゃう方法をとってもらったほうがいいやん」と笑った

 

「でな、いじめは、100%いじめる側が悪いから、もし、そのことで『いじめ』に発展したら、お母さん、でていきや。先生にしっかり、こんなことされてるいうたらいいよ。」

 

いじめは、100%、いじめる側が悪い。いじめられる方にも、問題があるというが、もしそうだとしても、それを「いじめ」という形にする必要はないから。

 

ほかの方法、「話し合い」でもいいし、「環境調整」でもいいし、「いじめ」以外の方法で、その問題解決をしたらいいだけだから。

 

そういうことを、親や先生が、しっかりわかっていたら、発達障害の子供さんの暮らしやすさが違ってくると思うんだけど な。

 

「友達から離れたら、孤独になるけど、そんなときに、大丈夫なのは、その子自身に余暇や、趣味や好きなことがあること。それがない子は、つらいけど、それが、豊かにあれば、大丈夫。」

 

お母さんには、「これからもっとお子さんに、好きなことをたくさんしてもろてね」と話した。

 

損な役回りは、今年でなくなるわけじゃない。来年も、再来年も、ずっと、形を変え、やってくるだろう。それが、「発達障害」を持っているってことでもあるもの(変わってる、違ってるは、永遠)。

 

なので、今から、お子さんには、豊かな中身を。

 

同じタイプのお子さんを持つ親御さんでも、自分のお子さんの中身には頓着せず、同級生や環境だけを責める人がいるが、あれは、結局、同じことを、繰り返すだけ。

 

そんな話もした