『養生訓』 脾胃虚弱な人の飲食(巻三23) | 春月の『ちょこっと健康術』

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「脾胃の虚弱な人、ことに老人は、飲食によって脾胃を傷つけられやすい。味の良い飲食物に向かったときは、忍んで自制しなければならない。決して食べ過ぎてはいけない。心の弱い人は、欲に打ち勝つことがむずかしい。心を強くして、欲に勝たなければならない。」


欲に対しては、「忍の一字が大切」 にあるように、食にまつわる欲だけでなく、すべてしっかりと忍耐して、抑制すべきであると、益軒先生は常におっしゃっていますね。人は、とかく欲望に負けやすいものだということを、十分に知っておられたからのことでしょう。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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