元祖「爪もみ療法」とは? | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
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おはようございます ニコニコ


昨日の「肩こりに爪もみ・指もみ・指回し」 、本家本元の安保・福田理論ではどうなのか、やっぱりご紹介しておかなければいけませんよね。「爪もみ療法」として「1日2分で免疫アップ!」と言われております。


安保徹先生は、新潟大学の先生。ひところTVにもよく出てらしたし、このブログの読者の方ならご存じのこの方 が傾倒された免疫学の先生でもあるので、皆様ご存知のことと思います。私も講演会に何度が参加させていただいておりますが、飄々とした語り口がいいんです。福田稔先生は、安保先生と共同研究されて、自律神経と免疫の関係を解き明かされた方。その安保・福田理論を元に、鍼灸で昔から行われていた井穴刺絡を組み込んで、「爪もみ療法」を考案されました。


そうなんです。安保・福田理論による「爪もみ療法」は、鍼灸の井穴刺絡療法の応用だったのです。刺絡(しらく)というのは、三稜鍼という特殊な鍼を使った手法です。昔からお血の治療によく使われました。三稜鍼を使うと、血が出る。いえ、少しだけど血を出すために三稜鍼を使う。なので、血を抜くのは医師の仕事とされて、鍼灸師はやってはいけないと言われてきました。が、数年前、裁判で、「瀉血はダメだけど、刺絡はいいよ」となりました。よかった、よかった。昔からの鍼療法の一つですもの。


では、自律神経を調えて、血行を改善し、免疫力をアップする「爪もみ療法」は、どうやるのでしょう。


1 刺激するのは

基本、薬指を除く手の指先です。「肩こりに爪もみ」「気のめぐりをよくする指もみ」 では、特に指定はしておりませんでしたが、安保・福田理論では、薬指は交感神経を刺激するので、原則として使わないことになっております。


2 刺激のしかた

↓のように、爪の生え際のところを、反対の手の親指と人差し指で両側からはさんで、息を吐きながら、「ちょっと痛いな」という程度の強さでもみます。両手の親指、人差し指、中指、小指を順次、10秒ずつ刺激します。これを1日2~3回、毎日続けます。
爪もみ


治したい病気や症状がある場合は、それに対応する指だけ、もむ時間を20秒にします。たとえば、

*うつ病・生理痛・メニエール病・不眠・ダイエット・糖尿病・高血圧には、小指を20秒

*耳鳴りには、中指を20秒

*潰瘍性大腸炎には、人差し指を20秒

という具合。詳しくは、↓こちらをご参考にどうぞ。
春月の『ちょこっと健康術』-爪もみ療法


今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-姫ゆり