『養生訓』 養生法の要点(巻二16) | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

「養生の道には多言を必要としない。ただ飲食を少なくし、病気を助長するような物を食べず、色欲を慎んで精気を大事にし、怒り・哀しみ・憂い・思い患いなど感情の度を過ごさない。心を平静にして気を和やかに保ち、言葉を少なくして無用なことは言わず、風・寒・暑・湿の外邪を防ぎ、また、時々身体を動かし、歩行し、眠る時間でもないのにやたらと横たわって寝るようなことをせず、食事から得た気をよくめぐらせることだ。これが養生の要である。」

『養生訓』を通じて益軒先生が諭す養生法の要点をまとめると、まさにこうなります。

①腹八分目
②身体にいい物を食べる
③内なる欲を抑える
④感情に激せず平静を保つ
⑤口数を少なくする
⑥身体を動かす
⑦外邪を防ぐ

いずれも、気を減らしたり、気のめぐりを阻害したりすることのないようにするため。そして、そのためにどうすべきか、食事から医者選びまで、具体的に細かく説明されているのが『養生訓』なのですね。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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