眠れないときに自律訓練法 | 春月の『ちょこっと健康術』

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おはようございます ニコニコ


夜寝る時に、羊を数えたことある? ブログネタ:夜寝る時に、羊を数えたことある? 参加中


眠れないときに羊を数える。これってどこから来たのでしょうね。羊がたくさんいる…となると、イギリス郊外の牧歌的な風景?アルプスの少女ハイジのような風景?元は英語かな?それともドイツ語?シープとスリープ、シャーフとシュラーフ…似ているような、似ていないような。いずれにしても日本じゃないことは確かですよね。


日本人にとってはなじみのあるような、ないような。でも、最近は、羊を数えるCD「羊でおやすみシリーズ」なんていうものも出ているようです。声優さんたちが、ただひたすら400匹まで羊を数えてくれるとか。ざっと見たところ、「おやすみなさいませお嬢様」とか「ずっとそばにいるよ」というものから、「君より先に僕がおやすみしちゃうよ」とか「いい加減寝ろよなっ」というものまで、20種類くらい。ご興味ある方はAmazonで検索してみてくださいね。


私の姉は、いつでも「お休み3秒」という、実にうらやましい体質。私は、たまに眠れなくなることがあって、羊を数えたこともありますが、それより確実なのが自律訓練法ですね。今の仕事は肉体労働なので、眠れないことはほとんどなくなりましたけど、OL時代にはけっこうお世話になりました。自律訓練法は、背景公式の安静訓練に、第一から第六までの公式からなっていますが、第二公式より先に進んだ記憶はないので、そのあたりで眠れてたのでしょう。


1 背景公式(安静訓練)

ゆっくりと息をはきながら、「気持ちがとても落ち着いている」という言葉を、ゆっくりと頭の中で念じるか、軽くつぶやきます。そのときに、ホッとするような、のどかでおだやかな景色を思い浮かべます。これを3~4回くりかえすといいでしょう。


2 第一公式(四肢の重感訓練)

背景公式に続いて、利き手から入ります。「気持ちが落ち着いていて、右手(左手)が重たい……右手(左手)がとても重たい……重たい……重たい……重たい……【消去の動作】」を繰り返します。消去の動作とは、両手を2~3回握ったり開いたりしてから、ひじを曲げ伸ばしし、最後に背伸びをします。効き手に重さを感じるようになったら、次に両手、そして両手・両足です。


3 第二公式(四肢の温感訓練)

「気持ちが落ち着いていて、両手両足が重たい……両手両足が重たくって……そして右手(左手)があったかい……右手(左手)が重たくてあったかい……あったかい……あったかい……あったかい……【消去の動作】」と繰り返します。これも、利き手にあたたかさを感じるようになったら、次に両手、そして両手・両足です。


一般に自律訓練法としても第二公式までできれば十分と言われていますし、実際私の経験からもそれで眠れていましたから、第三公式以降は覚えなくてかまわないと思います。でも、一応ご参考までに書いておきますね。


第三公式(心臓調整訓練)……心臓が規則正しく打っている」

第四公式(呼吸調整訓練) 「……らくに呼吸をしている」

第五公式(腹部温感訓練) 「……おなかがあたたかい」

第六公式(額涼感訓練)  「……ひたいが気持ちよく涼しい」


自律訓練法は、自己暗示を利用したもの。これ、予想以上に効果あります。なかなか寝つけないという方は、試してみてくださいね。瞑想法にも通じるものがあるかも。


眠りのためのツボには、失眠安眠があります。失眠については「よりよく眠るために その1」 を、安眠については「よい眠りはダイエットの味方」 をご参照くださいね。


今日もいい1日になりますように。


春月の『ちょこっと健康術』-バラ