ニースに思いを馳せて。絶対また行きたいレストラン「ラ・メランダ」
数日前のニースのノートルダム教会での襲撃事件、心が痛みます。何度も前を通ったことがある場所だけに尚更。そして、フランス全土が再びのロックダウン。政治、経済、コロナ、テロ、いろんな心配が渦巻いていて、昨年アンティーブの語学学校に通いながらのんきにバカンスを楽しんでいたことがまるで幻のよう。10月からNHKのフランス語講座も新しくなりましたが、今回のターンは出演者のフランスロケはさなそう。前のバレエダンサー柄本弾(つかもとだん)さんの回は行ったことのないトゥールーズとバスクでそれはそれで興味深かったけど、今ターンは南仏フィーチャーとのことでやはり嬉しい。これまでのロケ動画を使っているのか、新たに現地スタッフがロケをしているのかは不明だけど、ニース滞在中に訪れたレストランのシェフが出演していたので、懐かしく思い出していました。このブログで南仏での食体験を少しずつ綴ろうと考えていたのですが、コロナ到来。落ち着いたらまた再開しようと思ってるうちに二度目のロックダウン。すぐには行けないからこそ、思いを馳せつつ素敵な思い出をシェアしようと久しぶりに書いています。昨年約1ヶ月のアンティーブ滞在中、絶対に一度は行こうと考えていた「La Meranda(ラ・メランダ)」。理由は、以前仕事でお世話になったパリのフードジャーナリストさんが、南仏に行くと必ず寄るお気に入りのレストランとのことで、SNSに美味しそうな料理を投稿していたから。いわゆるフレンチというよりは、地元の人が通う身近で家庭的な雰囲気で、「地球の歩き方」にもニースの郷土料理と紹介されていました。ちなみにミシュランはビブグルマン。土日祝がお休みのため、行けたのはようやく最後の週。平日、語学学校のクラス後にディナーのためだけにニースへ。予約はせず(そもそも電話予約できないそう)開店19時に合わせて向かいました。開店時間を少し過ぎて着いたら既にほぼ満席。恐る恐る入店してみたら、一人だったら大丈夫と相席で一番奥の席を案内されました。店員さんは明るく愛想もよく、フランスらしからぬ(笑)フレンドリーな接客でほっとしたな。見渡すと、常連らしき老夫婦、家族連れ、カップル、観光客らしいグループなどいろんな客層が混じっていていい感じ。同席してくれた若いカップルは英語で会話をしていて、ロンドンから来ている様子でした。さてさて。メニューは英語でも説明してくれたのですが、絶対頼もうとメモしていた「ズッキーニの花の天ぷら」をまずは見つけてオーダー。ロゼワインと相性良しでやっぱり大正解!そして、イワシの香草焼き、ストックフィッシュ(魚介のスープ)を。周りの人が食べてたパスタも気になったけど、ひとりだから厳選せねばと悩みに悩んで、スープにしました。夏野菜たくさんでとても優しい味だったな。他のメニューは次回のお楽しみにだね。途中、相席の若いカップルのあと、ひとり女性客に変わり、ひとり客同士で嬉しかったのでカタコト英語で少しお話ししてみたら、ノルウェーからの観光客とのこと。ここはとても有名なお店よ!と言われて、周りを見ると確かに北欧からの観光客がチラホラ。北欧でもメディアに紹介されているそうです。お水のグラスがポケモンで親近感が湧いたな。近所の食堂みたいだよねwニースに来たら絶対に再訪したいお店です。でも次回行けるのはいつになるのでしょう。。。今はただただ、コロナの収束と、平和を願うばかりです。La Merenda4, Rue Raoul Bosio - 06300 Nicehttps://www.lamerenda.net/