BMSビジネスヒント 143
< 時に変革するんです >
基本、何もなければ、何も考えなければ、今の延長線上でことが進みます。
経営者は、未来を先取ることが使命です。
だから、この先の未来を危惧するなら考えを改める、新たなことにチャレンジしなくてはいけないです。
私の理美容業界デビューは、クイックカットでした。
山形にまだクイックカットがほとんど無かった時代、真空マーケットだったからか店を出せば客が集まる。
そんな状況でした。
しかし、しばらくしてこの展開では、競合が増えた時に成長が鈍化し将来性を失うと考え
男性客に加え女性客を取り込むために持ち込みカラーというメニューを取り入れました。
価格は999円、ホームカラーのお客様に手軽にご利用いただくためのサービスです。
当初はポツポツのお客様でしたが、徐々に利用者も増え、男性オンリーから中高年の女性を
取り込めるようになりました。
この勢いを加速させたのが、本格的なサロンカラーの展開です。
これによってクイックカットという業態から離れ、エブリバディを対象としたカットとカラーの新業態店に転身。
当然、当時こうした業態店は無く、これまた真空マーケットでした。
そして、それを更に進化させカットとカラー、そしてケアに絞り込んだサービスを提供する
今日のカットルームカラーを作ったんです。
注目してもらいたいのは品揃えの変化です。
展開を変えるというのは、品揃えを変えるということなんです。
私が身を置いてきた流通の世界では、専門店化が進んでいます。
なんでもあるけど、欲しいものが無いような総合ショップでは無く
お客様の目的に沿った商品を幅広く品揃える専門店です。
明確なテーマ性を持った展開なんです
競合店との相対的な価値では無く絶対的な価値の追求です
この専門店づくりに欠かせないのがラインロビングです。
ラインロビングとは、特定のテーマに絞った商品構成をはかり、
そのテーマからはずれる商品を大胆にカットして専門化をはかり、奥行のある商品構成をする手法です。
コンビニしてもドラックストアにしてもホームセンターにしても、お客様の目的に沿って
商品が品揃えられているんです。
その手法をカットルームカラーは取り入れています。
一般的な美容室が提供するカットもカラーもパーマもストレートもスパ、さらにはアップに着付けというのでは無く、
パーマやストレート、スパやアップに着付けなどをカットし
一般大衆の身だしなみというニーズや、その中でも素敵になりたいというウォンツに対応するために
カットとカラーとケアに絞り込み、尚且つそれぞれのメニューにバリエーションを持たせた展開を進めているんです。
これは従来の美容室の変化形ではありません。
同業種を参考に改善した展開では無いんです。
消費者のニーズやウォンツをベースに開発したまったく新しい展開なんです。
だから、これも真空マーケットであり、競合店の影響を受けずに商売ができるんです。
ケインズ経済学では、「競争の行き着く先は利益ゼロ」
「非競争の世界に逃げ込め」と言っています。
だから今の延長線上で考えるのではなく、未来を予見し、勇気をもって変革に取り組むんです。
そうしないと事業の永続性も成長性も失うんです。
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無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
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未来に向う立派な会社を造ってください。
BMS主宰 カットルームグループ代表
橋本憲夫