…が此のところの初夏のような暑さがちょこっと沈静化して強風ですが過ごしやすい週末でした
土曜日には久しぶりに自宅にお泊まりした愛孫ちゃんのレッスンに同行して、レッスン終了迄の僅かだが、フリータイムが持てました
12：40～14：00過ぎ迄、約１時間半…
どうしましょうか？
目白駅より西に中落合方面に進むと
下落合３丁目界隈…
過去に来たことが有りません
車では通過してはいるのてすが、地名にも土地勘も有りません
EARTHで検索してみると、薬王院が近い
鉄腕ダッシュでお寺の境内に謎の生物の棲息を映像キャッチした場所です
下落合３丁目から新宿方面に進むと地名の表記も４丁目に変わりバブリーな超高級住宅街に迷い込む…
高層の建築物があまり無くて住宅街としての成熟した落ち着きが有ります
ホウズキの垣根が洒落ている
更に進むと急な長い下り坂になり野鳥の森公園の鬱蒼とした緑を楽しめた
新宿から3キロ半…
土曜日の午後としては、この静寂さはお宝です
更に進むとＶ字形に登り反す薬王院の参道となり牡丹の花が満開でした
参道登り道の牡丹の花が色とりどりです
寺社の舞台が、中々立派でした
ピンクの造花のような鮮やかさ…
白は確かに佛花の装い…
牡丹と云うとこれかなぁ…
花札の牡丹ってこの色でしたね
今週末が盛りです
お地蔵様が可愛い…
一緒に並んでみますか…
石造りの立派な仏塔
お初の薬王院でしたが、足を運んで良かったなぁ…
って感じでした
少し風が強かったのですが、汗だくにもならず良い散歩ができました
２時でした…
まだまだ行けそうです
来た方向には戻らず中落合方面へ歩を進めて見知らぬ街を徘徊する
街路地図の表記には、佐伯祐三アトリエ記念館公園…
佐伯祐三さん…
中学校の教科書に『郵便配達夫』の日本的では無い力強いタッチの油絵が出ていたのを思い出した
郵便配達夫
俄然…訪れてみたくなりました
早足でストライドを大きくとってシャカシャカ歩く…
着いた…
ギャラリーは無料
専属の解説員の方が懇切丁寧な案内で素晴らしい
佐伯祐三 1898 現在の大阪市北区中津出身
若くしてパリに行き、1928…30歳の若さで他界する
代表作の多くは、パリで過ごした６年間のものである
死因に付いては、諸説粉々だが病死…自殺…夫婦関係にあった米子に依る殺害…
どの説明も読んでるうちに何となく頷いてしまう…
此処のギャラリーには彼の作品集の
『下落合風景』を綴った幾つかの絵画が展示されていました
嘗て…この地にアトリエ兼、住宅を構えた佐伯祐三のパリの風景を描き続けた目線…
他人が模倣しようとすれば周囲風景の構図や歴史考証の嘘から直ぐに佐伯のものでは無いとバレると云うのです
此れ等の風景の元の世界…
そんなことは無いとは思いましたが何処かに接点を持てた…
もしかしたら…同じ立ち位置で下落合の風景を観ていた…
そんな幻想をホンのちょこっと持てた僅かな…小さな…小さなお散歩でした
ところで…待ち合わせ時間は…？
ヤバいことになっています
急げ…敏速に…敏速に！
今夜のお薦めは、STONES の1967 のアルバム
アフターマスよりシングルカットされなかった名曲
『OUT OF TIME』です
今日の散歩中に、何故か呟くように心のなかで歌っていました
それでは…ごきげんよう…