つい先ほど、初窯を終えました。
朝4時くらいに目が覚めてしまったので、
工房へ行って(500度だった)窯の扉を閉めて
950度を超えたところで、ガスを入れました。
ところが、ガスを安定させる前に、
圧をあげすぎてしまい、バックファイヤー。
「ん?炎の色が見えないけど、エアーバルブをあけすぎたのかな?」
と思った瞬間、
ぽひゅ!
と甲高い音が。
それとともに、窯の栓がことごとく吹っ飛んでいました。
どうやら、バックファイヤーしたときに炎が消えてしまい
生ガスが入ったようで、そのまま小さな爆発が起こった模様。
ガスを止めても、すぐには止まらず、もう一度ポフ!と爆発。
ぎゃー!おちつけヒツジ!!!
落ち着いて、落ち着いて…………
火が消えたらまたすぐつけるように、バーナーの前を陣取って…
栓は1つじゃなくて2個開けることに。
970度を越えたあたりで、還元炎が見えはじめて、ほっと一安心。
あーーーー。こわかった~。
その後は、バーナーの音にものすごく敏感になり、
今日はテレビもラジオもCDもipodも全て消して
無音で制作しました。
その間は釉薬のテスト。
新しい窯用に、釉薬も新しくしようと、まずはゼーゲル式から。
色々な原料がそろっています。
こういう地味な作業も大切です。
そうこうしているうちに、1230度を超えてきました。
中に入れていた色見を取り出します。
あ。ちゃんと溶けてる!!!
鉄の色も滲みも申し分ない。
色見を出したとたんに、じんわりと感動が沸いてきました。
窯はちゃんと頑張っていたんだな。
ありがたいなあ。
ちょうど19時間半、窯を止めました。
まずは事故無く、無事に初窯を終えたことに感謝して。
窯出しまでわかりませんが、失敗も成功も、
ここから先は私の研究次第なわけですな。
さて。
兜の緒を締めよう。
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