図書館で子供のために本を借りるときは、司書のかたに相談するようにしています。
「先週お誕生日だったので、お誕生日をお祝いしている絵本はありますか」
「来月海にいくので、魚がでてくる絵本を探しています」
などお尋ねすると、おすすめの本を数冊提案してくださいます。
先日は
「牧場にいくので、息子の好きな牛がでてくる絵本を探しています」
と相談したところ、
「ぼくじょうにきてね」
という絵本を提案していただきました。
この本がとてもよかった。
主人公は牧場を経営しているおうちの女の子「まどか」です。
途中、牧場で産まれた子牛が売られていくシーンが息子には衝撃的だったようです。
おにいちゃんが、
「たま(子牛の名前)は、おにく になるんだよ・・」
と教えてくれて、女の子は悲しみます。
文章だけではなく、悲しげな夕暮れの写真からもまどかの気持ちが伝わります。
「ふだん食べているお肉」と「牧場にいる牛さん」が同じものだということにはじめて気が付いた様子。
絵ではなく写真でおはなしがすすむところも、物語ではなくほんとうのことなんだと、3歳息子にはわかりやすかったようです。