8月15日に思う | 想いを描けば必ず叶う

想いを描けば必ず叶う

望む未来を実現させよう

 

母から聴かされた
戦争の話が
子どもの心には
過去の怖い話でしかなかったけど、
体験したものの心に
ひどく傷跡を残していた
消えない記憶だったんだと
いつからか
母の気持ちを思うようになった。

 

 

10代の母が見た
東京大空襲の後の
隅田川に浮かんだ
たくさんの亡骸。
リュックを背負って
うつ伏せに浮かぶ男。
仰向けに浮かぶ女。

 

 

食べ物がなくて
いつもひもじい
思いをしていたこと。

 

 

終戦後
米兵が来るというので
若い女たちは
目をつけられないように
顔に土をつけて
汚していたこと。

 

 

思春期が
そんな時代だったから
夢をあきらめたという
母の話を
もっと聴いてあげれば
よかったと何度も思う。

 

 

8月は戦争が終わった月。
9月は父と母が旅だった月。

 

 

戦争をしていても
平和になっても
誰かが旅立っても
太陽の光は
変わらずに
私たちを照らしている。

 

 

青い空をきれいだと
思って眺められる
風に秋の気配を感じられる。

 

ただそれだけのことだけど
今は感謝しかない。