会社員だった頃は、

まず仕事の予定があって、
その合間に楽しみを入れる。

そんな毎日でした。

 

旅行に行くにしても、
食事に行くにしても、
コンサートに行くにしても、

まず考えるのは、

「仕事の予定は大丈夫かな」

でした。

でも定年後は、
その順番が少し変わりました。

 

今は、「楽しみ」を先に入れる

「この日は出かけよう」

「ここに行ってみたい」

「このコンサートは行きたい」

そんな予定を、

先にカレンダーに入れる。

これが増えました。

予定表を見たときに、

仕事ではなく、

自分が楽しみにしている予定が入っている。

それだけでも、
ちょっと気持ちが明るくなります。

 

もちろん、

毎日予定を入れたいわけではありません。

何もない日も必要です。

でも、

少し先に楽しみがあると、

毎日にほんの少し
張りが出る気がします。

「そこまで頑張ろう」

というほど大げさではなくても、

“次の楽しみ”が待っている。

それだけで十分です。

 

昔は「ご褒美」だった

若い頃は、

楽しみというものを、

仕事を頑張った後のご褒美

のように考えていたこともありました。

でも60代になった今は、

少し違います。

 

楽しむことも、
暮らしの大切な予定のひとつ。

そんなふうに思うようになりました。

行きたいところへ行く。

会いたい人に会う。

食べたいものを食べる。

聴きたい音楽を聴きに行く。

 

もちろん、

お金や体調とも相談しながら。

それでも、

「いつか」ではなく、
「行けるうちに」。

そう思うことが増えました。

 

定年後は、空いた時間を埋めるのではなく

楽しみな予定から、
暮らしをつくっていく。

そんな毎日も、

なかなかいいなと思っています。

 

最近、ふと思うことがあります。

「いつかやってみたい」
そう思っていることは、意外とたくさんあるものです。

 

行ってみたい場所。
着てみたい服。
学んでみたいこと。
 

そして、乗ってみたい車。


若い頃なら、

「また今度でいいか」
「もう少し先でもいいか」

そう思うことが多かった気がします。

 

でも60代になってくると、
少し考え方が変わってきました。

お金ももちろん大切です。
老後のことを考えれば、無駄遣いはしたくありません。

 

ただ、
お金を貯めることだけが人生の目的でもない。
そんなふうにも思うのです。

 

最近、ロードスターという車が気になっています。

今乗っている車に
大きな不満があるわけではありません。

 

それでも、

「一度はこういう車に乗ってみたいな」

と思う自分がいます。

考えてみれば、
スポーツカーを楽しめるのも、
元気に運転できる今だからこそかもしれません。

 

もちろん、
すぐに買うという話ではありません(笑)。

試乗してみたり、
いろいろ調べてみたり。

そんな時間も含めて、
楽しみのひとつになっています。

 

昔は、
「欲しいものを手に入れること」が楽しみでした。

 

でも今は少し違って、

何かを考えたり、
迷ったり、
妻と話したり、
これからの生活を想像したり。

そんな時間そのものが、
楽しく感じられるようになってきました。

 

60代。
まだまだ先は長いと思っています。

 

でも、
「いつか」ばかり言っていると、
その“いつか”が来ないこともあります。

だから最近は、

今だからできることを、少しずつ楽しんでいきたい。

そう思っています。

 

無理をする必要はありません。
大きなことをする必要もありません。

行きたかった店に行ってみる。
気になっていた服を着てみる。
新しいことを学んでみる。

そんな小さなことでも、
きっと十分なんだと思います。

人生第二幕。
まだまだ、楽しみはたくさんありそうです。


 

お金のことを学んでいると、

「知っていること」と
「実際に使えること」は、

少し違うなと感じます。

たとえば、

資産運用のこと。
保険のこと。
年金のこと。
家計管理のこと。

知識として知っていても、

自分の暮らしの中で
どう使うかまで考えないと、

なかなか役には立ちません。

これは、お金のことに限らず
仕事や資格の勉強でも同じかもしれません。

私自身も、

これまで銀行で仕事をしてきたり、
資格の勉強をしてきたりする中で、

知識を増やすことは
たくさん経験してきました。

でも最近は、

「知っている」ことよりも、

その知識をどう使うか。

こちらのほうが
大切なのではないかと思っています。

たとえば、

「老後にはいくら必要か」

という数字を知ることも大切です。

でも、

その数字だけを見て
不安になるのではなく、

自分はどんな暮らしをしたいのか。

何にお金を使いたいのか。

どこまで備えておきたいのか。

そこまで考えて初めて、

お金の知識が
自分のものになっていく気がします。

金融教育でも、

ただ答えを覚えることより、

自分で考えて、選べるようになること。

そこが大切なんだと思います。

お金の知識は、

持っているだけでは
なかなか力になりません。

でも、

自分の生活に当てはめて
考えてみると、

少しずつ
使える知識に変わっていきます。

これからも、

知識を増やすだけではなく、

実際に使える形にすること。

そこを意識していきたいと思っています。

 

先日、3年ほど前から気になっていた
Barbourのアウターを買いました。

決して安い買い物ではありません。

以前の私なら、

「本当に必要かな」
「もう少し安いものでいいかな」

と、かなり迷っていたと思います。

もちろん今でも、
無駄遣いはしたくありません。

でも、定年後は
お金の使い方に対する考え方が
少し変わってきました。

「安いか高いか」だけではなく、

長く使えるか。

自分が本当に気に入っているか。

それを身につけて
出かけたいと思えるか。

最近は、そんなことも
大事にするようになりました。

現役時代は、
住宅ローンや教育費、老後資金など、

どうしても

「将来のために貯める」

という意識が強かったように思います。

それはそれで、
とても大切なことでした。

でも、これからは
少し違ってもいいのかなと思っています。

お金を増やすことも大切。

守ることも大切。

そして、

自分が納得できることに使うことも大切。


今回のBarbourも、
勢いで買ったわけではありません。

気になり始めてから、もう3年。

それでもやっぱり欲しいと思えたので、
今回は買うことにしました。

買ったあとも、

「やっぱり買ってよかったな」

と思えています。

こういう買い物なら、
悪くないなと思います。

定年後は、

時間の使い方も、
お金の使い方も、

現役時代とは少しずつ
変わっていくのかもしれません。

ただ節約するのでもなく、

ただ使うのでもなく。

自分にとって価値があると思えるものに、
気持ちよく使う。

これからは、
そんなお金との付き合い方も
大切にしていきたいと思っています。

 

昨日は友人と大阪へ。

まずは新世界の八重勝へ行ってきました。

 

相変わらずのにぎわい。
串カツを食べながら、この活気も含めて新世界やなあと感じます。

お腹が満たされたあとは、昭和レトロ喫茶でひと休み。

 

 

昔ながらの雰囲気の中で飲むコーヒーは、なんとなく落ち着きます。

最近のおしゃれなカフェもいいですが、こういう喫茶店も好きです。

その後は服を見に行きました。

そして、以前から気になっていた**Barbour(バブアー)**を購入。

 

 

バブアーは、イギリスの老舗ブランド。
ワックスジャケットで知られていますが、今回選んだのは少しすっきりしたデザインの一着です。

何年か前から気になっていたブランドなので、ようやく買えて満足。

年齢を重ねると、流行を追うというより、
長く着たいと思えるものを選びたくなる気がします。

このあと予定していた落語は、残念ながら中止。

それでも、

串カツを食べて、
昭和喫茶でコーヒーを飲んで、
気に入った服にも出会えた。

なかなかいい休日になりました。

60代。
予定どおりにいかない日もありますが、
その日の寄り道を楽しむくらいが、ちょうどいいのかもしれません。