下の写真は、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の著書『ハートの聖なる空間へ』です。

表紙のイラストのように、心臓が大きなエネルギー・フィールドを形成していることを初めて教えてくれたのはこの本でした。

 

さて、今日も、ジョー・ディスペンザ氏の著書『超自然になる』を参考に書いていきますが、

心臓を取り巻く磁場は、体の中で最も強く、脳を取り巻く磁場の5000倍もの強さとあります。
 

また、この心臓と脳とのつながりは強く、その間には神経等のチャンネルを介さない、電磁場を通じたエネルギー的な連携があることもわかっているそうです。

そして、2つを繋げている神経回路は、神経繊維の90%が心臓から脳へと情報を伝える求心性で、脳のサバイバルセンターである扁桃体の中核にある細胞も心拍とシンクロしていると書かれています。


ですから、長期のストレスやトラウマ等によって、心臓がインコヒーレントな(不規則なリズムを刻む)状態になってしまうと、脳も、自律神経の両輪である交感神経神経と副交感神経もインコヒーレントに働く様になってしまいます。

けれど、愛や感謝や喜びや連帯感など、ハート由来の高次の感情を想起しているとき、心臓はコヒーレントな拍動パターンを示すことがわかっているそうです。

 

私たちが高次の感情を経験することを選択したとき、心拍はそれを増幅し、それが、心臓と脳の共振を高め、体を取り巻く電磁場のコヒーレントも向上させてくれます。

私たちが高次の感情を醸成・経験することを選択し、それに見合ったコヒーレントな信号が脳に達すると、さらにその信号に十分な強度があれば、高次の感情が引き出す化学物質が体内に放出される。(中略)その感情を安心できる環境で経験する時、その感情は少なくとも1400通りの、体の成長と修復を促す生化学的変化を起こす。(P.286-287)

最後に引用しますが、瞑想などで意識的に高次の感情を想起するというのも良いのでしょう。

それにより、日常に変化が起きてくることもあるでしょう。

でも、もしストレスが強すぎネガティブな感情を抱いてしまう環境なら、ハートの導きを信頼しそれを変えてみることで、日々抱く感情が変わり、心身の健康が戻ってくることもあります。

 

ただ、例えば、交感神経の暴走を腹側迷走神経も制御できなくなるような深刻なトラウマを体験した場合、心臓や呼吸、そして、自律神経を癒していくことも大切なのでしょう。

 

精神的な問題を抱え生きづらかった私は、呼吸を使ったワークショップなどにも参加していましたが、自分の呼吸に問題があると感じたことは一度もありませんでした。

けれど、ボディーワークで徹底的に筋肉の緊張を解してもらい、特に胸から後頭部にかけてがひどく窮屈で不快だと初めて気づいてから、満足いくほど深く息を吸えないことがわかったのです。

ハートが開いたかのような体験を経て、楽に呼吸出来るようになった経緯は8年前に書いていますので読んでみて下さい。

 

 

でも、これで呼吸の全てが解決された訳ではなく、更に何年も経ってから、今度は吸うことは出来るけど吐くことが上手く出来ないと気づいたのです。

 

息を吸うとき交感神経が優位になり、息を吐くとき副交感神経が優位になります。

呼吸は、自律神経をコントロール出来る唯一の方法と言われています。

今もまだ、意識しないと息を吐く時間が短くなりがちですし、普段は、けして深い呼吸ではありません。

 

それでも、

初めてボディーワークを受けたとき、

「エネルギーが動かない。

呼吸をして」と、セラピストに言われたあの頃に比べたら、ずいぶん良くなったと思っています。

 

私の場合、幼い時、麻酔が効かないまま手術室に入ってしまい息が止まると思った体験が大きかったのだと思います。

中学生の時にバレーボール部に入りましたが、肋骨の動きもかたくなっていて、深い呼吸でエネルギーを全身に巡らすことも出来ていなかったと思うのです。

わくわくする気持ちは直ぐに消え、苦しいばかり。

精神的な問題も全く改善しませんでした。

 

トラウマが生じたとき、内臓から伝わってくる圧倒的な感覚を止めようと、体は変化をおこしたのでしょう。

体の過緊張と同じく、呼吸の浅さも、心臓が不規則なリズムを刻んでいることにも、全く気づいていませんでした。

 

もし中学生に戻れるなら、頭と体のつながるを取り戻し、呼吸を感じながら体を動かすことを楽しめる様な、そんな何かと出会いたいと思います。

私のようにトラウマによって横隔膜より上に多くの問題を抱えてしまった人には、前半だけでも役に立つと思いますので、参考書から、下記を引用しておきます。

コヒーレントな心臓の瞑想

 

 この瞑想は、HMIが開発した〝ハートロックインテクニック〟と呼ばれるものをベースにしている。目を閉じて体を緩め、意識を心臓に向ける。心臓の中心から息を吸ったり吐いたりし、さらに深くゆっくりとした呼吸をする。(中略)

 次に、第4のエネルギーセンターに意識を留めたまま、心臓から呼吸をしながら、高次の感情を想起する。胸の辺りでそれらの感情を感じられるようになったら、明確な意思を載せてそのエネルギーを体から全方位に向かって放出し続ける。初めは10分間を目安に行い、毎日少しずつ時間を長くしていく。(P.307)

また、「はるのいざない」では心臓へのワークをさせて頂くこともございます。

そんな時は、皆さんもハートで呼吸をしてみて下さい。

 

 

 

 

【はるのいざない 】は、不定休です。

下記ページで予約可能日を確認のうえ、ご予約をお願い致します。

予約可能日

 

千駄ヶ谷・北参道の

心と体のリラクゼーション

はるのいざない  

ホームページ

メニュー・料金

 

にほんブログ村 健康ブログ リラクゼーションへ
にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ
にほんブログ村