【2020年11月22日加筆】
【2020年11月15日初稿】
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わたしはこわくて、恋愛ができなかった。
わたしがデートをしたのは、社会人になってから。
性的関係を持ったのは夫だけ。
夫とのセックスは気持ちよかった。
だけど、他にも興味があった。
胸板のあつい男は?
肌がきれいな男は?
他の男としたら、気持ちいいのかな?
そんな興味が湧いたら、止まらなかった。
手っ取り早く木曜に利用した。
挿入なしの女性向け風俗。
結論、夫がいい、ということだった。
わたしの様子を見ながら、
わたしが気持ちよくなるように、
ひたすらわたしのために尽くす夫。
全身で愛してるを伝えてくれる夫。
これが結局一番気持ちいい。
それを風俗利用後に知った。
わたしが欲しいのは、
細胞全てでわたしを愛する男。
そしたら、
あらゆるものに感謝がわいた。
金曜の昼。
夫に風俗に行ったことを話した。
ブチギレられ、
離婚だと言われ、
電話を切られた。
日曜に面談しよう。
今後のことを話そう。
そう連絡が来た。
わたしは考えた。
どんな人生をわたしは歩みたいのか?
小梅さんとお話しながら、整理をした。
わたしは好奇心のままに行きたい。
管理されたくない。
夫を愛してる。
わたしから離婚を切り出すことはない。
判断は夫に委ねる。
これがはらで決まった。
土曜日だった。
日曜日、わたしの誕生日。
突然夫がやってきた。
来るはずもなかったので、驚いた。
彼は言った。
「はるちゃんのことを愛してる。」
花束をくれた。
「なんで、花束かわかる?プレゼントいろいろ考えた。ブレスレットやイヤリング。いろいろ考えた。花束が頭で浮かんで、調べたんや。そしたらな、古来より花束を贈るのは、最大限の愛情表現やねん。だからな、花束やねん」
「あのな、風俗行ったことに怒ってるんちゃうねん。15,000円の男と比べられたことが腹立つねん。なめんな。どんだけ愛してると思ってんねん。ふざけんな。どんだけはるちゃんのこと好きだと思ってんねん。90分の男に何がわかんねん。いいか?次、利用するなら、30万円や。安いサービス利用すんな。あんた、社長やろ。安いもんに触れるな。一流に触れろ。そして、利用するなら、事前相談や」
「俺をパリコレに招待してくれ。そんな夢を描いた方が楽しいやんか。でかく行こうぜ」
「アホやな。今日、誕生日なのに、棒にふって。風俗になんぼ払ったか、知らんけど、絶対俺が立てたプランの方が、ぜったいに金かかってるし、楽しかったで。美味しいゆばの店を予約してたのに、ほんまあほや。」
「あほで、今日、誕生日なのに、ひとりで、かわいそうやったから、予約して買ってた花束あったから、持ってきてん」
変なひと。
ずーっとわたしの心配して、
ずーっとわたしが落ち込んでないか気にしてる。
世間で見れば、非があるのはわたし。
それでも、彼はわたしの罪悪感が軽くなればいい、リラックスできたらいいと背中をさすり、頭をなでていた。
「俺はな?修行が足りひんねん。はるちゃんのお父さんさんの愛には全然敵わへんねん。お父さんは、はるちゃんがどんなにアホやっても受け入れるよ。すごい愛やで。俺はな、やっぱりびっくりしてな、いらんこと言ったりもするで。まだ未熟やねん。あのな、はるちゃん、言葉にして、親に感謝を伝えるの大事やで」
わたしは彼から理詰めされ、モラハラされると土曜日では思っていた。
過去が全てそうだったから。
目の前の夫の変化に驚いた。
確信した。
わたしの覚悟がひとを変えたんだ、と。
どう生きるかを決めるのは、わたしだ。
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▼この記事を書いた人▼
春風美菜(はるかぜ みな)
1986年11月生まれ、新潟県出身。
2009年から約10年間、中小企業を支援する団体職員として勤務。
一方で、パワハラ、セクハラ、マタハラを受けるも、「やめてください」、「いやです」が言えませんでした。
自分を変えたいという思いから、心屋に出会い、心屋リセットカウンセラーとなる。
その後、第二子を流産の引き金に抑うつ状態となり、職場を休職。
休職中に妊娠するも、夫婦のコミュニケーション齟齬が原因で中絶を経験。
メンタルダウンを回復するために、瞑想、インナーチャイルドワーク、エネルギーワーク、過去世を癒す、波動の絵など、スピリチュアル能力を研鑽。
2019年3月に職場を退職。
2019年8月から、帽子デザイナー、カード対話師、優等生専門のカウンセラーとして、多岐にわたり活動中。
2021年には、初の著書となる本を出版すべく、鋭意執筆中。
また、同年6月にNYでKIMONOイベントを開催予定。
キャッチフレーズは「I am ART」
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