私は元々子供の時から、精神的にも容姿に於いても、コンプレックスの塊で。
育った環境からか、周りとは明らかに違う違和感が多々常にあり。
そんな中で、さださんの「もうひとつの雨宿り」は私の心の救世主でした。
こんな内向的で人見知りでコンプレックスだらけの人間でも、
母が私に伝え続けた、控え目と慎ましさ、そして謙虚さを「美徳」に変えられるんじゃないかと、
そんなことを想わせてくれる、心の頼どころでした。
そんな風に思ってくれる男性と出逢えたらいいなと。
「天まで届け」のような温かくて優しい出逢い。
今にして想えば、あったようななかったような。
何だったかな~と。
でも、そういう優しい時代だった。
今はどうなのか分からないけれど、確かに昔は優しくて豊かで温かった。
参考引用として。問題があれば削除します。
作詞作曲:さだまさし。
アルバム「風見鶏」より。
「もうひとつの雨宿り」
今聴いても、今だからかも知れないけれど、もうイントロから泣ける。
チャラララ~ララララ~チャララララララ♪チャンチャンチャンチャン♪…
それはまだ私が神様を信じなかった頃
九月のとある木曜日に雨が降りまして
こんな日にすてきな彼が現れないかと
思った処へあなたが雨やどり
こんな時に何でも良いからあなたとお話をして
お友達になれたらどんなに楽しいだろうけれど
あなたの気を引ける程すてきな娘ではないし
風邪をひかないでと願うのがやっとだった
娘は器量が良いというだけで幸せの半分を手にしていると
誰か云った意地悪なお話
でもこっそりうなずいてる自分が悲しい
確かに私が他のお友達とおなじ位に
白いドレスや口紅や赤い靴が
似合うすてきな娘だったらもっと上手な笑顔を
あなたにあげられたのに
だからあなたと街角でも一度出逢った時も
あなたが覚えているなんて夢にも思わなかったし
ましてやそれ以上の事なんて望みもしなかった
だからこそこんなに驚いています
本当に私はお裁縫もお料理も駄目だし
おまけに心配症でそれに引っ込み思案で
自信なんてかけらもないしあなたに迷惑を
かけるのがきっと精一杯です
いきなりこんな大事なお話を
信じろというのが無理な事です
だってまさかあなたが選んだのが
こんなに小さな私の傘だなんて
略
長いのですみません
22:24