前回の続きです。
彼に良い感じの女子がいた。
それに大分ショックを受けながらも、
彼の対応にイライラする
「ていうかさ、そんな良い感じの子がいるのに、何で私と会ってたの？」
20歳女子と仲良くなって数ヶ月の間、
私とも数回会ってたはずだ。
身体の関係まで発展している女子がいて、
私なんて必要ないじゃん。
性欲薄いっていうか、満たされてたのね。。
彼は焦ったような顔をしている
「先月会ったときだって…」
あんなに、イチャイチャして、甘えてきたくせに。
そう思ったのが伝わったのか、
「あ…いや、オレ、会ってると楽しくしたくなっちゃうっていうか…
」
焦りながら言い訳する彼。
いらないサービス精神
不器用でバカ正直でピュアだと思っていたのに。
実際は、器用に複数の女をキープしてる、優柔不断なクズ男子じゃん
純真な20歳女子にも不誠実で引くし。
…いや、クズなのは自分か。。
元々、都合のいい女なのだ。
彼に何も言う資格はない。
勝手に彼に期待して。
自分だって誠実じゃないんだから。
………………
しばし、気まずい時間が流れる。
言葉が出ない。
お肉が、焦げ出している。
「…ごめん」
「いや、元々なんか言える関係でもないし。でも、他にそーいう(身体の)関係の子がいるのは意外で…傷ついたかな…」
いや、自分棚上げなんだけど
「………」
「…私、Tinderで前に会ってた人から久しぶりに連絡来て、最近会ったんだけど…」
「え！」
「その人は、りゅうへいくんのこと、真面目とかピュアじゃないって言ってて」
「…え…」
「予想的中で悲しい。私は、否定してたんだけど」
彼がちょっとムッとした顔をする。
「…その人、何歳？」
「27」
「若っ！年下じゃん…どこ住み？何回くらい会ってたの？」
意外と突っ込んでくる彼。
自分を悪く言われて気になったのか。
適当に返答。
「てか、その人さ、久しぶりに連絡って完全ヤリモクと思う。Tinderってチャラいの多いからな」
いや、オマエもな
「この前、会社の人にも誘われたよ、野球観戦に行こうって」
私だって誘いかかるんだからね、と、
みっともない負け惜しみ発動
「え！会社の人も？…モテ期じゃん笑…何歳？」
「年下」
「また年下か…つぐみちゃん姉御肌だからな」
「それ、褒めてるの？」
「褒めてるよ！いつも色々調べてくれたり。オレそーいうの大変ってわかるから、有難いって思ってるし」
「ふーん」
「…その会社の人って好きになれそうな感じなの？どこ住み？」
他の男がいるのが、意外だった様子。
私と他をくっつけて罪悪感解消したいの？
だったら余計なお世話だわ
………
その後、少し雑談。
ある意味吹っ切れて、後半は和やかな雰囲気に戻る。
もう最後だし、と思って本音を聞く。
答合わせして、次に活かそう。
「私の微妙なとこって何だったの？」
「え？」
「いや、りゅうへいくん、理想高いっていうか色々言うじゃん。私のことも、眼中にない感じだったし、色々思ってたのかなって。今後のために改善したいから教えて」
女子への注文が多い彼に、自分がどう思われていたか、正直気になっていた。
責め口調ではなく、優しく聞く。
彼はうーんとしばらく考えて、
「別にないけど…」
「正直でいいよ、少しこれ気になる、とかでも。だって、私のこと好きじゃないのは、何らかあったからじゃないの」
半年過ごしてて、色々見えていた部分があったはずだ。
自分の中でも心当りはいくらか浮かぶ。
彼はまたうーーん、と暫く考えて、
「…最初にさ、彼氏を探してないって言ってたじゃん。それでオレは会い方を変えたのはあるかな…」
「それだけ？」
「え？うん……」
なんだ。ホッとした
私自身のどこどこが嫌だと言われたら、直そうと思うけどショックだったと思うし。
それが理由なら、やっぱり最初に言ってて良かったのか。。
逆に、私が独身なら付き合えたのかな…。
(さっき幻滅してたくせに笑)
「じゃぁ、私って何歳に見える？」
「え！う、うーん…！！」
「正直でいいよ、最初と印象変わってるならそれで」
年下×童顔好きの彼に、私は、実際何歳くらいに見えるかも気になっていた
「うーん…つぐみちゃん別に童顔でもないし、28〜30歳くらいかな！28以下には見えない！！」
と、ドヤ顔で言う彼
やった！！
言い方微妙だけど、嬉しい笑
なんだ、まだイケるじゃん笑
長時間いても誤魔化せるということね。
鳥貴族のトラウマもコレで解消できる笑
「そっか！貴重な意見ありがとうございます笑」
「どういたしまして…笑？」
……なーんてね。。
最後は楽しく終わりたいしね
答合わせで、救われて良かった
正直な彼にこれ以上傷つけられる恐れもあった笑
せめて、今日良いことあったと思って帰ろう。。
今日でお別れは想定外だったな。。
かずやくんからの連絡は、
彼とのお別れフラグだったのかもね。。