今回ちょっと長いです。。
気持ちが最高潮に達した前回だったが、
その後、再会は叶わず、結局3～4回の通話で関係は終了した。
終わりまでの流れをざっと下記に説明する。
まず、私は、もう彼をただのセフレとは思っていなかった。
彼氏にしたい、というのとは違うけど、彼の事はいつも頭の片隅にあったし、通話するだけでも楽しかった。
１年以上使っていたカカオも退会してアンインストールした。
しょうまはLINEでやりとりしてたし、何より他の人ともう連絡取らなくていーや、と思って削除したのだ。
あんなに見た目をこきおろしてた彼だけど、
結構好きだったんだなぁ…と思う笑
前回以降の通話では、
彼と同様、自分も隠さず大好きを全面に出していた。
だが、
「オレのこと好きなのは嬉しいけど、つぐみはさ、結婚してるし、世間的には悪いことだから、それは考えないと」
時々そーいう真面目(普通かw)なことをいうようになった。
「例えばさ、オレが事故に遭って死んだとかニュースで出たとしても、来ちゃだめだよ」
んん？？突拍子もない発言に、ちょっと笑ってしまったけど、声色が至って真面目なので、私も真面目に返答する。
「いやいや、そんな事になったら流石にお葬式いくよ、別に同僚とか言えばへーきでしょ、そこまで、冷血漢じゃないよ笑」
すると彼もふっと笑う。
「まぁ、そーなったら、オレ死んでるし別にどーでもいーんだけどさ笑」
その数日後、彼と会う約束をしていたが、中止となる。
原因は、警察沙汰の暴行事件に彼が巻き込まれたことだ。
彼のキャラとはおよそ縁遠い事件だが、簡潔にいうと、彼と友達数人がオールで飲んだ後、チンピラ3人と揉めて、友達が殴られ重傷を負ったらしい。
きっかけは、彼の友達が先に悪いことをしてしまい、すぐ謝れば良かったのだが、力量を読まずにイキってしまったところ、手加減を知らないチンピラにリンチされ、彼も巻き込まれ殴られたという。
(彼は軽傷)
彼は、友達をこんなにしたチンピラを殺してやりたい！許せないと憤っていたが、
大丈夫？と心配する反面、
正直、24歳にもなって学生のような幼稚な出来事に、ダサいな…と呆れてしまった。
(大事な友達のようだが、ごめん)
そして、当分、友達のお見舞いと警察署に何度か行くことになるから会えないと言われた。
………えっ！？ そこまでのこと？(苦笑)
さらに悪いことは続くようで、
彼の仕事も急にこの頃激務となってしまった。
事務だが、土日勤務もあるシフト制で、同僚が数人一気に辞めたことにより、出勤日が激増したようだ(結構ブラック企業)。
職場もピリピリしてムードは悪く、彼も精神的にまいってしまっていた。
(この状況は最後の電話で知ることになるのだが)
電話できるタイミングもほぼなく、私はただ、待ち状態。
電話してもいい？のメールが約１週間未読スルーなんてこともあった。
そして、約1か月ほぼ音信不通の状態が続く。
彼の大変さは、最初は聞いていなかったため、よく知らず、私も会いたいと急かしてしまっていた。
私「しょうまがそんなに忙しいなら、私がそっちにいくよ、2-3時間も無理なの？」
彼「いや、それはオレの気持ちにもなってよ、悪いでしょ」
私「会えないほうが私的にはやだよ」
彼「だって、休みは少ないし、友達のお見舞いだって。これから警察署も行かないとだし……」
だから、そんなに見舞いいく必要あるのか？
そもそも友達の自業自得だし。
(いや、大事な友達なんだろうけど)
私は、イマイチ納得できなかった。
いや、彼女でもないセフレの立ち位置なのだから、これも仕方ないんだけど。
彼もイライラ、私もイライラ…
別れのひとつ前の電話は、最初の頃のラブラブさはどこへやら。
やや喧嘩腰にまでなっていた。
今思えば、10歳も年下の彼相手に、随分大人げなかったな……。
そして、その１週間後、彼から
「もう、会うのやめよう」とメールがくる。
会えなくなってから2ヶ月、予兆はあったので仕方ないか…とは思ったが、やはり悲しかった。
私、ちょっと重かったかもな。
プレゼント渡して以降、彼は以前よりも一歩引いた態度だったし。
忙しいって言ってるのに、会いたいって無理言って困らせて。
付き合うつもりはないくせに彼女面で。
………最後はせめて、綺麗に終わろう。
「わかった、今までありがとう。最後に電話しても平気？」と返信。
数日既読スルーだったが、彼から電話が来る。
彼「……あ、…もしもし…」
元気はない、のもあるが、私が怒ってるんじゃ？とかなり窺っている様子。
私「久しぶり、電話くれてありがとね！」
私は最後なので、できるだけ明るく優しい声色で答えた。
ほっとしたのか、彼の様子はいつも通りになった。電話できなくてごめんね、と彼も言って近況を話してくれた。
ここで、激務の状況を知る。
あぁ……それは余裕なかっただろうな、悪いことしたな、と思った。
そして、私もその事を謝った。
彼は、いやいや、それは当然だから、とそんなにそれを怒っている様子はない。
彼「…オレ、つぐみに会うとまたすぐ会いたくなるし…。忙しいのもあるけど、オレこれ以上いると、旦那と別れてとか言っちゃいそうだし…」
え、そっち？！
私はてっきり、最近自分が重くてうざくて、愛想尽かされたと思っていたので、彼がそっちを考えてたのは意外だった。
元々ピュアな彼はやっぱり不倫関係(実際は違うけど)が相当嫌だったんだな、と思った。
自分も早く結婚したい！とか、兄が最近結婚して子供生まれたんだ、羨ましい！とか言っていたし、余計感じたのかも。
彼「オレ、今会ったら無理やりでもなかに出しちゃいそうなんだよね………」
超絶真面目な声色で話している。
は？そっち？！
おい！真面目な声で何言ってんだ笑！
大事な話が台無しだろ！と苦笑の私。
私「なかは、困るね…笑 でも、しょうまの言いたいことは分かったよ。そういう関係にさせてごめんね」
と答えた。
本当は、旦那なんてもういないよ、フリーだよ、不倫じゃないよと言うか悩んだけど……、
止めた。
彼の求めるものに応えることはできないし、10歳も下で、まだ幼稚な部分がたくさんある彼と、これから付き合っていけるか(いきたいか)と言われると自信がない。
不倫に罪悪感を持っている彼に本当のことを言えないのは申し訳ないけど…。
彼は、少し黙っていたけど、うん、その方が良いよね、と言った。
彼「…もし、また偶然どっかで会うことが会ったら声かけてね、オレも声かけるから」
また彼のロマンチストな発言が出た。
住んでいるエリアも活動エリアも違うし、絶対ないだろ、と冷めた事を考えたが、うん、と答えた。
彼「その時は運命と思って、オレもう諦めないことにする、追いかけてでもつぐみを自分のものにするから。……何か『愛さない約束』みたいだね」
いつものこっぱずかしい発言はナルシストな彼なのでもう驚かないが、愛さない約束？ってなに？
と聴いたら、
彼「EXILEのアツシの曲だよ、知らない？」
ジェネレーションギャップ笑！
知らなかった。
まぁ、悲恋の曲なようだ、彼らしい。
何か、別れ話をしているのだが、ちょいちょい気分に浸れない笑
いや、その方が良いかも。
私「まぁ、そこまで偶然にかけなくても、こーいう関係でも良ければ連絡くれても…笑」
と、現実的なことを言う私。
惜しいな…身体の相性良かったのに。
(ゲスな私)
彼「イヤイヤ、それはだめだよ！でも…オレ、そーして、またつぐみに連絡しちゃいそうな気もするんだよな……」
と葛藤している様子。
私「…仕事もだけどさ、大変だったら無理して続けなくても良いと思うよ、転職しても良いし、残った人が大変とかも思わなくていいし。…だから疲れた時に、私に逃げても良いし…あ。でも逃げないほうが良いか笑」
と、自分もずるいこと言ってるなぁと思いつつ正直に言ってしまった。
彼ともう会えないのが寂しいのは本音だ。
すると、彼泣き出す。
ちょっと切なくなる。
(端から見たら、茶番なんだけど笑)
彼「あのさ…聞いても良い？」
私「うん…なに？」
彼「つぐみ、今、濡れてる………？」
？？？？？はぁっ？！！
想定外の発言に思わず、
私「いやいや…濡れねーよ！笑」
とまんま言ってしまったのだった笑
なんで、別れ話で濡れるんだ。
彼は私の回答はあまり気にした様子はなく、
彼「………オレ、電話してからずっとたってる…笑」
と涙声で言う。
……………はぁ？！笑
でも彼は笑わせたくて、とかではなく、真面目に話している様子。
そんなにやりたいなら、無理して別れなくてもいーのに
いや、ピュアな彼には大事なけじめなのか。
もう１時間半ほど話していた。
最後に笑わせてくれてありがとね、と言って、
お互い、ありがとうね、と言って電話を切った。
でも、話せて良かった。
勝手だけど、まだ私は彼に思われていたのだと、それが分かっただけで心も軽くなった。
こんな関係で、ちゃんと別れ話をしてくれただけでも、ありがたい。
(今まではフェードアウトばかりだし)
きっと彼の仕事が激務にならず、
友達が余計なことしなきゃもっと続いていたんだろうな。
そう思うと友達が憎らしいが、遅かれ早かれ終わった関係ならこれで良かったのかもしれない。
もう会えないのは本当に寂しいけど…
彼と会えてよかった。