パン作りをとおして、日常に“晴る日”を
ご訪問ありがとうございます
「はるひ*パン教室福岡」です
前回は、油脂の置き換えについてお話ししました
今日は、その油脂(バター)を入れるタイミングについて♩
ホームベーカリー編です
生徒さんからよくお聞きします
「バターって始めから入れちゃダメなんですか?」
「ホームベーカリーのマニュアルには
始めから入れるように書いてます」
そうそう、そうマニュアルにはそう書いてるんですよね
もちろんそれでもパンは出来ますが
より美味しいパンにするには、
もっと最適なタイミングがあります
ホームベーカリーでの生地作り*バターを入れるタイミング
結論から言うと、
生地をこね始めてだいたい3~5分後ぐらい(目安)
まず、粉類や仕込水を投入してスタート!
少しずつ材料がまざり生地がひとかたまりになってきます
↓
粉っぽさが完全になくなり生地がなめらかになってから
ここがバターを入れるタイミングです!
そもそも「捏ね」って何が起きてるの?
少し深掘りしてお話ししますね
捏ねる過程では
小麦粉に水と力が加わり「グルテン」が形成されます
グルテンとは生地の膜
風船のゴムのようなイメージを持つと分かりやすいかな?
この風船のなかに
発酵過程で生成される炭酸ガスやアルコールを閉じこめるのです
炭酸ガスはパンの膨らみ
アルコールはパンの香り
この2つをしっかり閉じ込められると美味しいパンができます
もし強い膜(グルテン)ができていないとどうなる?
炭酸ガスもアルコールも外に漏れてしまい、
味も見た目も悪いパンになってしまいます
知っておいてほしいのは
バター(油脂)はグルテンの形成の邪魔をするということ
早い段階からツルツルすべる油脂が入ってくると
生地が繋がれなくなっちゃうのです.....
それで
バターは生地がひとかたまりになって
(ある程度グルテンが繋がって)から入れる
ということですね
このバターを入れるタイミングで
ずいぶん生地の感じが変わってきます
美味しい生地になります
知らなかったよ~という方は
ぜひ試してみてくださいね♩
皆さまのお家パンが
より美味しいものとなりますように
【公式LINE】