こんばんは、ハルナです。

今回は


 前回記事の婚約指輪の話から派生した、

担当Aさんから聞いた話をしたいと思います。




 遡ること十数年前。


「駅近のお店」にお勤めの職人Cさんが接客された際、お客様から 


 「この婚約指輪、使わないのでリフォームしたいんです」 


 と言われて指輪を受け取ったそうです。 


 ケースの中身を確認すると、そこには使った形跡のない 

 間違いなくCさんが作った指輪が入っていた


ということがあったそうです。


 間違いなく自分が作ったと確信できる指輪だったそうですから

特徴のある指輪だったんでしょうね…

これは職人さんガッカリだろうなぁ😞 

持ってみえたお客様が悪いわけじゃないんですけどね



 この件で「駅近のお店」は「指輪を使う女性がデザインに携われないのは 

 指輪が使われない大きな原因」だとお考えになり 


 プロポーズが成功した後に、二人で指輪を作れるサービスを 

 全面に押し出すキッカケになった、というお話を伺いました。 



「駅近のお店」だけでなく、今は色々なお店で類似のサービスがあるようです

プロポーズの予定がある方は調べてみてくださいね



 そもそも男性が彼女、奥様の趣味を完璧に把握しているパターンって聞かないですよね、 

 という話になり、我が家もそうだなぁ…なんて思ったり😞 



 お店側としても売上が上がればいいとは思えない、 

 喜ばれて、使われてこそ意味があると思うと仰っていました。 





 また、昨今の日本の状況が状況なので 

 予算がタイトだったとしても満足のいく指輪選びができるようにと

お店側も知恵を絞っているとのことでしたが 


 最近は「お金が勿体無いから、他の事に使いたいから」と仰って

婚約指輪は省略して結婚指輪だけ買いにみえるカップルも多いのだそうです💦



堅実と言えば堅実だけど、本当にそれでいいのかな…と思う、 

 と仰る寂しそうなAさん。



結婚指輪は買おうとお考えになるのですから

指輪自体が要らないと思われている訳では無いことがわかる分、

お店側としては複雑なんだと思います驚き



 私の個人的な意見としては、ジュエリーに興味が無い、

 金属アレルギーで着けられない等の理由で

双方が納得の上で買わないのは良いと思います。


 でも、本当は欲しい、本当は贈りたいのに

「お金をかけられないから」
という理由で無しにするのはやめておいた方がいいんじゃないかな?と思います。



…というのも、実は私も結婚前は

「結婚指輪があれば充分」と思っていましたが

今は買ってもらっておいて良かったと思うからです。



婚約指輪は無しでいいと思っていた理由は、

私が一般的な婚約指輪に興味がなく

(当時は)ダイヤ以外の婚約指輪にするという発想が無かったため。


※夫から「買わなくていいよね?」なんて言われた訳では無い事を

彼の名誉のために記しておきます



どのみちダイヤの指輪が欲しい訳ではないのだから

自分が気に入る指輪を自分で買えばいい、と思っておりました。



夫から贈られた指輪は現在


・婚約中に買ってもらった誕生日プレゼント

・婚約指輪

・結婚指輪


上記の3本を所有しておりますが

どれも「2人でしっかり話し合って購入を決めた」ので

指輪自体の満足度も高いですが、見ると購入当時の幸せな気持ちを思い出します。



そう、物があると当時の事を思い出しやすいんです!よだれ



そこが婚約指輪を買う最大のメリットなんじゃないかな?と思います。


正直、結婚前は想像していなかったメリットです💦


今も幸せですが、ウキウキワクワクすることはほぼなくなりましたので

たまに思い出す必要があるんですよね😁




いやいや、それなら結婚指輪があるじゃないか。

そう思われますか?



………違うんですよね…真顔



結婚指輪=日常です。


結婚してから着けるものなので、

幸せな記憶も勿論あるのですが、

あくまでも日常なんです凝視






一方、婚約指輪は…結婚が決まって1番

ウキウキワクワクしていた時の象徴なんです。


見た目もキラキラしているので

日常に疲れた時に眺めると癒やされるんですよ😆



長い結婚生活、良いことばかりじゃないし

好きで結婚したはずの相手に心底腹が立つこともあります。


それでもキラキラした指輪を見ると

あの時はこういう事があった、と婚約中のウキウキしていた頃を思い出せて

ちょっと冷静になれたりするんです。


これって結婚生活を少しでも穏やかに過ごす大切な要素だと思いますひらめき



うちは比較的仲が良い方だと思いますが、それでも

赤の他人と家族になって生きていくって大変な事だと実感しております。




…話が少し逸れてしまいましたが

「幸せの記憶の依代」になりさえすれば

それがダイヤと貴金属の指輪でなくても良いと思います。


「今は余裕が無いからお値打ちなものを記念品として、

10年後改めてグレードの良いものを買おう」

という方法を取るのもアリですし、

記念品が指輪でなくても、もっと言えば

ジュエリーでなくても良いから

「幸せな記憶の依代」はあった方が良い、と思うのです。



普段「ジュエリーは良いものを買っておいた方がいい」と主張する私が

数年の結婚生活を経験した結果


「グレードとか二の次でいいからとにかく記念品はあった方がいい」

と主張するくらい3本の指輪には支えられています。



意外に思われるかもしれませんが、

夫との思い出の品として考えた時に1番嬉しかったのって

実は「誕生日プレゼントの指輪」なんですよ。






結婚指輪と婚約指輪は二人で話し合って決めたものの

夫に拘りが無かったおかげで全部私の主張が通り

ただ私の欲しいものを買わせた、みたいになってしまいました😰



彼は気に入らなかったらNOとハッキリ言う人なので

夫も納得してくれたからこそスムーズに決まったのですが

少しは夫からも提案して欲しかった…というのが本音です💦



ですが、誕生日プレゼントの指輪は違ったんですよ!😲


婚約指輪と結婚指輪をオーダーしたばかりにも関わらず

夫自ら「ハルナが好きな指輪を買いに行こう」と言って

積極的に「これはどう?」と考えてくれたのが凄く嬉しかったのを今でも覚えています。




今は婚約指輪とのコーディネートが難しく

あまり出番が無い指輪ですが

夫が自発的に「誕生日だから」と買ってくれた、
一緒に選んだ指輪なので思い入れは強いです。

着けなくても常に持ち歩いていますニコニコ



「ジュエリー」としてはかなりお値打ちな指輪ですし
現在の手持ちのジュエリーとはテイストが違いますが
婚約中の幸せな気持ちを思い出させてくれる宝物です。



私のような「ボリューム無いものは要らない」
と思うタイプのジュエリー愛好家ですら

手に入れるまでの過程に思い入れがあると
お値打ちな指輪でも宝物になるんですよニコニコ





それが手に入る貴重な時期に何も無し、って

勿体無いと思いませんか?驚き

結婚してから年数が経ち、記念品を…というのも素敵ですが

幸せの記憶の依代として考えると、やっぱり婚約中に買っておくことに意味があると思います


繰り返しになりますが、本心から必要無いと

お考えのカップルなら良いんですよ。


でも、現在婚約中で


「本心では欲しいけど要らないとパートナーに伝えている方」
「本当は贈りたいけどパートナーが必要無いと仰っている方」

もしいらっしゃるようでしたら今一度、 

パートナーと話し合うことをオススメします。



指輪自体はあの世に持っては行けませんが
思い出を持っていくことは出来ます。



本当は婚約指輪が欲しかったと言っている女性を知っています

せめて婚約中にしっかり話し合えていれば

結果的に無しになったとしても消化出来たかもしれません


本心では欲しい、贈りたいと思っているなら

後悔するよりも行動ですよ



これから結婚される方々には是非とも

とっておきの幸せな記憶を1つ増やしていただきたいと思います。


老婆心から色々申し上げましたが

幸せなカップルが増えますように、


また、幸せなジュエリーライフを送れる方が

一人でも増えますように願ってやみません。





まるでジュエリーショップの回し者みたいな、

でも回し者になりきれていない感じの記事になってしまいましたが


「駅近のお店」に婚約指輪の良さを発信してほしいと頼まれた訳ではありません。


職人Cさんのエピソードと

「お金をかけられないから婚約指輪は無し」というお話を聞いて

何とかならないかな…と思ったので記事にしました。


結婚して10年にも満たない私の意見ですが

誰かのお役に立てたら良いなぁと思っております。