滞納対応とか、民泊対応とかが書きかけのまんまなんですが、ある意味うちではもう終了している案件です。とくに民泊問題では総会からこっち新聞社のインタビューなども複数回受けたりしてるんですがどうも気乗りしないのでちょっとテーマを代えて出直しましょう。
世の中の管理組合では、案外管理会社に予算案を作成させて、そのまんま総会に上程しているとかの例も多いものです。私だって最初はそうでしたから。ろくでもない予算案を受け取ってしまったら、次の期の理事会(特に理事長)は困ってしまいますから、予算案は管理会社が数字の勘定とかを「手伝う」まではよいとしても、どこにどのようにお金を割り振るかは、当然理事会が主体となって作成されるべきものです。

『理事長辞める辞める詐欺』ことミッキーさんもブログで「スムースな理事長交代を模索して」というタイトルで、次の期を預かる理事長候補が、次期予算の策定から関与すべきという意見を書いてます。
http://micky0011.blog.shinobi.jp/Entry/139/
#いやしかし、まさかこのタイトルでブログを書くのをミッキーさんに先こされるとは思わなんだわ。ミッキーさんは私と違って理事長であることが生活の一部になっちゃっているから、やめたらすぐにぼけてお星さまになっちゃいそうだからやめないほうがいいんでないかなぁ...(とか私が書くと意地になって辞めちゃうとまずいかも)
もちろん、なにか新規のことを始めようと思ったら予算の裏付けがないと、そのためだけに臨時総会を開催しないといけないとかなりかねません。
過去7年で14回総会して、その殆どに規約改正の特別決議をぶっこんできた私がいうのもなんですが、毎年のように特にお金からみで臨時総会が必要になるのは、理事会の運営がまずいか、あるいは予算案がいけてないかであって、メガマンションでは総会一回あたり数か月のオーバーヘッドがありますから、本来は通常総会1回で済ますべきものです。
こう考えると、予算案は
① 営繕案件で発生することが多い計画外修繕にあたる突発事態にも対応できて、
② 一方、金額などがまだ完全には確定していない次期新規事業にも対応できる
ものが少なくとも理事会の側からは望ましいことになります。
見込み収入額ー見込み支出額が、黒字みこみであるのなら、金額の確定している管理会社への委託経費とか、まぁ大体数字の読める電気代とかの固定経費を除いた組合の裁量的な経費を、あんまり費目とか色をつけずにどかっと一か所にまとめてあって、次の期の理事会がそこから自由に取り崩していけるような予算案が、少なくとも理事長からみたら使いやすいのは明らかです。
一方で、総会でこの予算案を判断することになる、理事会に入ってない一般住民からみると、なんじゃこの予備費1000万というのは?とか思うかもしれない。当然理事会からみて”使いやすい”というのは、予算議案を見る人からみると「なにをされるかわからない」となるので、例えば理事でもどっちの立場に立つかで大きく考え方が変わってきます
実は先週の理事会は予算編成以前に多額を計上する形になってきている予備費(剰余金)に関する考え方を巡って2時間近く大紛糾しました。
理事会で活発に意見がでることは健全な姿です。独裁的な理事長が、理事は座ってて挙手ができればよいくらいに思ってやっているよりはましでしょう(6年前の私が実はそう)。予算案審議はある意味組合の進むべき方向を話しているんだから最重要案件で紛糾するのは私は当然だと思うんだけど、あんまり理事会で喧嘩ばっかりしてるように見えるのもなんだよねぇ。熱く語る私、理事長にまぁまぁとかたしなめられるのでありました。
どう一般会計の黒字を使っていくべきかは、組合の思想に関わる問題です。赤字なら赤字で、黒字なら黒字で大変なんですよね。【要するにいつでも大変】
実はある程度はわざと"紛糾するように” 私は管理会社に予算素案の数字を入れさせたのですがそのあたりの話は現在進行形でこれから。 この時期は2週間おきに3回の理事会が入るので、もう来週にはまた次の理事会です。
(続きます)
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