間違いだらけの住宅ローン返済指南-3 | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

繰り上げ返済はするとして「期間短縮型」と「返済額低減型」どっちが有利?の続き。

  一回だけ繰り上げ返済する場合は、利息をとるか、今安くなるのをとるかでこれはその人によるってのはがその2の結論でした。
 
 では、もっと繰り上げ回数が増えていって、もともと実際に返済可能な予定金額が、組んでいるローンより大きくて毎年・毎月(毎月でも簡単に繰り上げ可能な銀行は存在します)繰り上げを実施可能な場合はどうなるのか?
 
 答えを先に書いてしまうと

◆ 急に臨時収入があった(株で儲けを利益確定したなど)の場合は、「期間短縮型」もありですが
    (「返済額低減型」でも構わない)

◆ 年明けにせっせと毎年繰り上げ返済するような場合、「返済額低減型」を選んだほうが有利です。

 
 みかげさんのみかローンのホームページに、繰り返し繰り上げ返済する場合のシミュレーション結果がでています。
 
 住宅ローン攻略法 の下にでてるこちら
  『 返済額軽減型より期間短縮型の方がお得? 』
→ http://loan.mikage.to/tips/prepayment_type.html
 
#この”攻略法” 固定-変動金利の損得とか、ミックスローンはどっちを先に繰り上げる?とか、
よくFPが言うところのご託宣がかならずしも正しくないという記事が満載で必読だと思います。

 
 事例はちょっとゴージャスに5000万円をローンで、30年返済で固定金利2%で借りた場合。返済は、月18.4万円ほどになりますが、実際には月25万円、年300万円をずっと返済していけると思って合計で合計の返済額が25万円になるように、毎月繰り上げを実施していく様子を比較するもの。
 「返済額低減型」で繰り上げる人と、
 「期間短縮型」で繰り上げる人、
実はどっちも20年4カ月で返済は終了して、払う利息も全く同じです

  1回だけ繰り上げる場合には、2倍を超える利息の優劣がでるために錯覚しやすいんだけど、よく考えれば最初から年300万円返済のローンを組んだのと同じですから当たり前ですね。
(当然現代風に、ネットで繰り上げれば一部繰り上げの手数料0ってのは大前提)
 
 支払いが同じなら優劣はない?? まさか!
 
 途中で、子供が私立に入ってしまった!!とかで教育費がかさんでやっぱりちょっときびしくなったなという場合、「期間短縮型」は繰り上げをやめても18.4万円の支払いは残りますが「返済額低減型」では、必ず「期間短縮型」より必須の支払いは安くなっています。
 
 もともと、月25万でも返せなくはないかな?って人が月18.4万円でローンを組んだのは、こういった想定外の支出増に家計が耐えられるようにするためで、その”もともとの心”に沿っているのはどうみても、「返済額低減型」の方でしょう。
 1回だけ繰り上げてあと何もなしってほうが例外的なわけで、この例だけで学んで間違えてずっと ”ローンが苦しい~!”とかなっちゃうとしたら、ローンのために生きてるみたいで結構悲劇です。
 
 ローンの借り換えってのは、今のローンの金額未満(借り換えの手数料はローン借りだしの金額に乗っけることもできます) / 今のローンの残りの返済期間以下でしか基本的にはできません。

 ローンを借りる人が平均で13.7年で完済するからというので、ぎりぎり可能かな?で15年のローンを組んで、5年たったとこで苦しくなってきたから、ここからまた15年のローンを組み直して、返済期間の終わりを延ばしましょうってのは基本的にはできないわけです。 これは、案外借り換えたことのない方はご存じないかも。
 
 もちろん鉄の意志で合計月25万円になるように繰り上げていくのだってのができないなら、「期間短縮型」もありですし、定年の後にローンが残るのはどうしてもやだと思うなら、組み合わせもありでしょう。 私の主張は”いつでも期間短縮型”がお得ってのは嘘だよってことです。
 
#鉄の意志で繰り上げができないってのは、FPの癖に、固い炭素を自分にご褒美~とかで買ってしまうような奥さんがいるような場合...とか。
いやに具体的ですが、銀座の殿がビルをお買いあげになったTって宝石屋からお得意様あての招待状とかきてたとかきてなかったとか...そういえば女性FPで変動金利嫌いだなぁ (ちなみに銀行員の多くは、変動金利でローンを組んでます。少なくとも私の知り合いが全員そうだもの)

 
 住宅ローンは、設定期間のどこででも繰り上げることのできる権利(期限の猶予)をローン金利で買うものです。単純に利息の大小だけで比較して、せっせと繰り上げを、しかも必ず「期間短縮型」で計算して示すFPがいたとしたら、まぁダメ認定をして構わないでしょう。世の中の初心者向けマネー雑誌に寄稿している大半の筆者が私の基準ではダメ認定です。
 
 同じアメブロでは、いつも本や、他のFPの人に怒ってばかりいてちょっと怖いんですが、こちらの池上修司さんって人のローンへの考えが私にはしっくりくるかなぁ・・・ 別に相談を受けたことはないのでFPとして推奨できるかどうかは知りませんが(コンサルは実際に会って相談したことのない人の推奨は私はしません)、
書いてる記事はおおむね納得できます
  ⇒ http://ameblo.jp/hideji-ikegami/
 
 もうちょっとだけ続きます。
 
 
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