騒音問題への対応(6) - 関連ページのご紹介 | はるぶーのマンションヲタクな日々

はるぶーのマンションヲタクな日々

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 マンションの騒音問題編もうちょっと書いてみましょう。
 
#私のブログは、マンションの騒音問題を”管理組合理事会”の立場で
 考えるものですから、現に騒音問題で悩んでいる”区分所有者”の人が
 読みにくるとかえって腹がたつんではないかなぁ。。。
  基本専有部の問題で、理事会の扱い範囲ではないというのが私の
 考えだから、(1)効率的なガス抜き方法 と (2)理事会がやりがち
 な失敗は避けましょうしかでてこないものね。

 
 さて同じ問題を、まずはクレームの初弾をもろに受けとめる形になる
管理人さんからみるとどうなるかという視点で必読なのは、やはり
スーパー管理人(トホホ)さんのページでしょう。最近何本か騒音問題
関係で投稿があります:
 
(1)効率的な”ガス抜き”の方法
 
  本家ホームページの
   苦情処理に泣かされる管理人の皆様へ
「 淋しいのはおまえだけじゃない」作戦

      http://tsuraiyo.com/topic9302SABISHII.html
 
 この例はとーっても沢山あるんですが、対応が困難なんですねってのは
理事会でもよーく使う言いっぷりで、確かにうちだけじゃなくて何10も
あるんだと知ると、案外急な対応とか、クレームの頻度は減るなぁという
感じはあったけど、ここまで効果があるとは。。。
 # お初の案件でも”よーく扱っているんですが実は。。。”作戦は
  理事会的にも効果があるかもとメモメモ。
 
 クレーム処理は、管理人さんが一番沢山扱っているだろうけど、
管理事務室に電話すると、いきなりこの電話は録音されていますとか聞く
ようには大抵なってないから苦労するだろうなぁ。。。
 
# 私は、むやみやたらこの”録音されています”ってのを聞く機会が
多いんだけど、自分では自分のことをクレーマーとは思ってない。
まぁ理事会やってるとわかるけど、クレーマーって必ずセリフの中で
これは正当な要求でクレーマーではないっていうんだけど。
 私を210円の浴槽のポップアップ水栓の蓋でちょこっと怒らせた
ばっかりに、4人も担当が変わって100戸近くの全体部品を交換する
はめになったLI●ILさん、ここ数日マンション内を走り回っているけど
私を怒らせると怖いよん(笑)-- もとINAXの浴槽のポップアップ水栓
が、上げ下げボタンも、水栓の蓋も極端に壊れやすいのは、あれば
リコール案件だと思うなぁというのが私の考え。これそのうちブログで。
 
 
(2)騒音の発生源の特定は、ほんと、難しい
 まさに書いてある通り。
 
  新米理事長・理事は、しばしば苦情の発生もとの
 ”絶対真上が犯人”(この程度のいいっぷりは普通でしょう)
 ってのを信じて真上に注意喚起にいくと、
 実は長期に海外赴任中で空室で、ななめ上が床材変更の
 リフォーム工事中だったとかで、こらー犯人扱いしおって
 で2次クレームになりやすいので注意しましょ。
  
  騒音問題って、”上階の騒音に悩む下階”の構図で語られることが
 多いけど、管理に深くかかわっている人ほど、”過剰反応する下階の
 クレームでノイローゼになる上階”って問題も同程度以上に大事って
 のが判ってくる。
 
  裁判にまでなった例で、苦情を出した側の勝訴例ってあんまり
ないんですよね。特に、子供の足音で訴えた例では、ほとんど賠償金
などをとれた例がなかったから、2007年の判決が珍しいとして話題に
なった (もう5年も前なので引用は勘弁してちょ):

<マンション騒音>幼児の足音巡り36万円賠償命令 東京 (毎日新聞)
 マンション上階に住む幼児の走り回る足音で苦痛を受けたとして、
東京都板橋区の男性が幼児の父親に240万円の賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は3日、36万円の支払いを命じた。中村也寸志裁判官は
幼児の父親の対応が極めて不誠実だったと指摘したうえで、
「足音は受忍限度を超えている」と述べた。
男性は妻と6階建てマンションの1階に住んでいたが、幼児の家族が
04年4月ごろに2階に引っ越してきてから、当時3~4歳の幼児が
室内を走り回り跳びはねる音に悩まされ、妻は不眠などになった。
 男性は父親に抗議したが突っぱねられたため、騒音計を借りて測定し、
50~65デシベルの音だったとして提訴した。

 
 判決は、足音がかなり大きく聞こえ時には深夜まで及んでいたと認定。
「父親は幼児をしつけるなど住まい方を工夫し、誠意ある対応を行うのが
当然だった」と批判した。幼児の家族は05年11月に退去している。
 
 ーーー
 
 この例では、全く上階がクレームに対して対策をとらなかったほか
不誠実な対応をしたことが、非常に珍しい下階勝訴につながってい
ほか、騒音レベルの実測がなされていることが大きい。
 
 裁判で被害側が”勝てる”受忍限度超えには、書いてあるように
ざっと50dB とかの騒音が下階で測定して発生していないといけない。
 うちでは、実際に測りにいった例で、40dBすら超えた例はないんだ
よなぁ・・・ 35dB 程度でほーら聞こえたとか言われてもなぁ。
(まぁ確かに暗雑音レベルは超えているから聞こえるか聞こえないか
でいったらはっきり聞こえるけども) なので、管理組合的に白黒つけろ
と迫られたら、当マンションでは、
今までに騒音問題の発生を確認した
ことはないと答えるしかない。
 これを回答しても問題は解決しないから(失敗したことがある)
そういう過剰反応気味の部屋には要はガス抜きで対応するしかない。
ミッキーさんのブログでもでてきたけど、1-2年耐えていれば、
家を売ってでていってくれるパターンが多くて、後に入ってきた人は
特にクレームはださなかったりする (^^;
 
 マンションで上の階の音が全く聞こえないなど最上階にすまない
限りはありえないと思うんだけどな。
 
#ここ1週間ほど、震災の影響チェック+長期修繕計画の見直し業務
外壁タイルってどの程度まともにくっついているって抜き取り調査
を、
うちのマンションの全部の妻側の壁面にぶら下がって実施している。
 
先週は、どこかで”連続的にトントン”やっているとかのクレームが
なぜか
続けて5件くらいあったんで、思わず注意喚起の投函をしよう
と思ったら・・・・ 
全部角部屋の人ばかりでははーんこれだな。。
ってことで経過観察しましょで、
投函はやめにした。
 
 
 上3戸両隣程度にまで投函範囲はとるしかないから
1戸くらいは、きっとうちかなですごく恐縮するし、
1戸くらいは、こらーうちを犯人扱いしおってで怒鳴り込んできかね
ない。 注意喚起の投函も慎重にやらないとねぇ。。。
 
 この件、理事長のメーリングリストに対策事例を問うたら、
またうちとはかなり違う方式で対応している面白い例を教えてくれた
マンションがあるので、このシリーズの次回は、それでも。
(ブログ書いてからこれでもいい?とか確認とるので、
第7回までは少なくても数日はあきます)
 
 人のブログの紹介メインでこの下の部分は気が引けるけど。。


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