うちのマンションでは未だうまく騒音問題を収める方法論が確立
できていないわけで、まぁ結局は苦情元が家を売って引っ越しなんて
失敗の結果どうなっているかという現状のまとめ:
● 騒音問題はこじれてどうしても理事会に聞いてくれといってきた
ところからの解決はもう不可能。起こる”前”か”初期段階”で
対策しないともう無理。諦めの境地も大切。
● 初心理事長は、”苦情元”の意見をうのみにして失敗しやすい。
実際には、通常の生活音に過剰に反応している例のほうが多いくらい。
特に、苦情先がこの部屋ですという苦情元の”絶対ここ!”って
セリフは外している確率が非常に高いので苦情元の報告は信じないこと。
● 苦情元、あるいは苦情先だけとの個別面談には意味は薄い。
場合によっては、建物の瑕疵だとして、両者から理事会経由売主が
悪者扱いにされるなど、板挟みのリスクがあるので、
できれば理事複数人+両者での面談が望ましい(両者が望む場合)。
● 記録を残せる騒音計は2-3万円でかなりいいののが買える。
定量的に測定する機会は結構多いから、メガマンションなら1台もって
いて住民への貸出制度などもあってよい。
● ただし、理事会が乗り出していく場合に、”どちらの言い分が正しい
のか白黒つけましょう”ってスタンスで進めても、必ずどちらかが
納得しないから殆ど意味がない。
もとより理事会は裁判所でも警察でもないってのは、
きちんと両家に伝えるべき。
上も今後できるだけ気をつかうし、下もすこし過剰反応だっかかも
ね的な仲裁ができればベスト。
ーーーだけど私にはできない。
● 実際には解決に至らなくても、話を聞いてもらえただけでなんと
なく安心するという要素もあるから、面倒見のいい理事会なら、
まぁお話を聞いてみるだけでも 『ガス抜き』の効果はある。
# 毎度おなじみ、スーパー管理人トホホさんの呟き引用だと、
(Twitterで @tohohokanri)
騒音問題のひとつの解決策として、
「悩んでいる人は俺だけじゃない作戦」というのがある。
「実は、Aさんだけじゃなく、Bさんも騒音の問題で悩んでいるんですよ」
と教えると、
「そうなのか、他にもいるんだ。良かった」と無意味に納得し、
矛先を収めることがある。(日本人特有の集団心理かな?)
現場に長くいると、「淋しいのはお前だけじゃない」作戦は、
すごい有効なので驚きます。中には、
「そうか、うちだけじゃないんだ。良かった」と笑顔を浮かべる人もいる。
被害者が多いのは、喜ぶことじゃないと思うんだけど。
---だそうです。(引用部分完全にご本人のかかれたまま)
● 最初の段階としては、部屋が特定できないので、
上3戸、左右2戸など何戸かに、
『近隣に音か振動で困っている人がいます』
『具体的な症状は。。。こんな感じ』
『どの部屋が音源かわからないので複数戸に投函している
関係ないのに投函うけてたらごめんなさいね』
という注意喚起の投函は結構有効。
---約半数の騒音クレームを2月程度で鎮める効果はある
これは”理事会名” だけど、具体的症状の書き込みなどは管理会社
に任せて定型業務化が必須。
但し、クレーム元に見せると必ず添削を始めて鬱陶しいので、
クレーム元はサンプル以外は見られないシステムにすること。
● クレーム処理はブロック分けした担当理事などが受けるなどして
理事長は扱わないほうがよい。
---この先は解決策じゃないけど
● 部屋の位置関係、つくりなどで、”騒音クレーム”が出やすい
部屋というのは存在して、場合によっては発生率は一桁くらい違う。
● できれば、設計者にはあまり外からの騒音を遮断しすぎた
設計は避けてほしい。静かすぎる居室では、固体伝搬音の
クレーム発生率が激増する。30dB程度の暗雑音は確保してほしい。
● 引っ越して来たら、最低でも両隣と下には菓子折りもって挨拶
くらいはいって、最初に顔を見るのがクレームで怒鳴り込んだとき
ってのは避けてほしいなぁ。。。
またしばらくしたら続編があるかもしれません。
(書いていると、ちょこっと心の傷が。。。ってんでないかも)
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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