騒音問題は、
(1)苦情元の家が、音に耐えかねて最後には理事会に相談してくる
パターンと
(2)音の発生源の家が、通常に生活しているのに下階から苦情を
しゅっちゅう言われて非常に困惑しているというパターンと
(3)両家の間でもう完全に戦争状態というパターンがある。
まぁ、いきなり(3)ってことはなくってだんだんに下のヘビーな段階に
移行する。 2-3月の放置でもうどっちかが引っ越すしかないって
とこまでいくこともあるから、最初の段階の手は早めにうつしかない。
見た一番ひどい例では、EVでたまたま乗り合わせたら喧嘩になった
両家の奥さん同士が、そのまま第2ラウンドを延々とカウンターの
ところで始めて掴み合いの喧嘩寸前(ちょっとつかみ合っていた)
とかで、これは見たときは”あわわ。。。”とかいってすかさず
理事会ともなんとも関係のない他人のフリをした。
#マンションでは一番大きい体格だし、何年も理事長で総会では司会
していたから、他人のフリができたかどうかは不明。
よく匿名掲示板に、理事長が角のコンビニでタバコ吸ってたとか
書かれるからこっちがきがついてなくても向こうが気が付いている
パターンは多いだろう。エレベータで乗り合わせても挨拶しないから
理事長失格とかも書かれたこともある。
もともとコンクリ厚も薄い公団の団地育ちの私、引っ越したら、
親が下階に菓子折りの一つももって、こんな小さな子供がいるんで
もしも煩かったら行ってくださいねぇ~とか、まぁちょっとは音が
しますよの予告というか先制攻撃?にいくのは常識だったけど、今の
人は近所付き合いなんかしたくないから、挨拶もしないのかなぁ。。。
どうも、音の問題で喧嘩するまであったことがないとかの組み合わせが
多い気がする。
現代風になっていても、共用する部分が多くて、マンションは所詮
”長屋”であることは変わらないと思うんだけどな。。。
まずは(1)の段階で理事会に上がってくるから、新米理事長さん
(私もそうだったけど)がやりがちな間違い:
[1] 下階のいうことをそのまま間にうけて、どの家が騒音源か
信じてしまう
[2] その騒音源と目された家が、受忍限度を超える騒音や振動を
下階に発生させていることをそのまま信じてしまう
の2つ。
うちでは [1] は、4割くらい間違っていて、
騒音計まで持ち込んで測定して [2] が受忍限度超えってのを
明確に確認できた例は今までに1-2回しかなくて、
[2]に関しては、下階の過剰反応であるパターンが殆ど。
#私の判定としては、裁判やって下階が勝てるレベルの
騒音・振動でなければ、騒音問題では”ない”って基準だけど。
上の人にも生活する権利はあるから、受忍限度超えってのの
判定基準はかなり実際には厳しい。
マンションで真上に人が住んでいて、気配すら感じずに生活
可能ってのはなかなかと思うから
(うちはたまたまラッキーだけどまず感じない)
聞こえるか?聞こえないか?でいったら聞こえるには決まっている。
特に、マンション内は随分と変わった音の伝わり方をするから、
苦情元が、『絶対に真上の家が騒音源です!!』と力強くいいきった
いったパターンで、実は、真上は長期に国外にでて不在、
斜め上が、リフォーム申請がでてて、床材の張り替え中だったって
例があって、
苦情もとのいう”絶対!!”ってセリフを信じるのはやめにした。
また、『ななめ上のテレビの音があまりにもひどい。。。』
って苦情で、1戸はさんだ反対側からも苦情が来ているとかで
実際にはお隣のTVだったって例もあり。
うちでは、[1]のクレームがきた最初の段階では、理事会名で
”近隣に音や振動の問題でお困りの方がおられます”
とかの定型の注意喚起の文章を、
”多分 Wii-Fit などのゲーム機で週末深夜にぴょんぴょん
はねていると思われる” とかの具体的な日時・状況の
情報とあわせて、音源と思われる部屋を含む最低でも3戸程度
(ななめ上を含む上階3戸と、両脇の5戸に投函していることが
多い)に注意喚起の文章をまず投函している。
当然、騒音源でもなんでもない部屋にも投函することになる
ので、”音は伝わり方が難しいから、複数戸に投函している、
関係ないのにもらっていたらごめん” で
disclaimer のセリフも同じ紙に書いてある。
ーー ここまでは自動的に管理組合で、管理人さんが作成して
投函するから、理事会は実は関与しない。
こじれるまでは、いちいち理事長に報告などはなし。
同じブロックの理事には、こんな紙を何号室からの要請で
どこどこに投函しましたと、報告投函は実施する。
注意喚起が引き金になって、disclaimer のセリフはあるのに
管理事務室に怒鳴り込んでくる人は時々いるから。
# 怒鳴り込む相手が違うよなぁ。。。ちゃんと管理会社より
ではなくって、管理組合よりって書いてあって、自分のブロックの
担当理事は、毎回の総会の議案書にあなたの担当は何号室って
書いてあるんだから、その部屋に文句をいいにいくのが正しい。
まぁ実は投函したのは管理人さんだけど、理事会の権限下で
起こったことで怒られるのも気の毒なんで、いつもその文句は
理事会に言ってくれーと回答するようにお願いしているけど、
なかなか相手は怒っていて難しいみたい。
あなたが騒音源かも?程度で、管理人を怒鳴りつけるほど腹が
たつものかなぁ。。。暇な奴だなってのが私の感想。
このクレームの発生率が高いから、最近はななめ上を含む3戸
程度に絞っているパターンが多いかな。
(苦情元が明確に、上方向の住戸といってきた場合)
これ2-3回継続することになっていて、管理組合としては
注意喚起お効果を見るために、
同じ部屋への注意喚起投函は最低でも1月程度の間をあける
ことになっていて、これは苦情元にも予め告知される。
また”苦情元”に、投函用紙を見せると、必ず”あなたは犯人では
ないかも” 的な部分がきにいらなくって添削を初めて鬱陶しい
ので、苦情元は、投函されたという事実だけは報告するけど、
苦情元はどんな紙が投函されたかは”定型サンプル”以外は
見ることはできないようになっている。
(これも経験してこのほうがいいと。。。)
多くは3回の投函の間に、Wii-Fit夜中は無理か。。。とかで
収まる。 収まらない場合が難しい。
続く
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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