理事長が、”自宅”でもろもろ作文していると、自分自身がどれほど莫大な時間
を割いているかがわかりにくくなるし、ほかの理事にもどの程度理事長の負荷が
あるのか見えにくい。
実は1-2期目あたりは、年に1000時間を軽く超えて理事会に時間かけていた。
毎晩夜中に2時間はやって、ほかに週末はどちらかの日を朝から晩まで全部つぶす印象。
今はまぁ。。。半分弱かなぁ。月30-40時間までに絞ってる。
やってもむなしいものは見切ってやめるほか、
自分でしか作成できない文章以外は絶対作文しないようにしたから。
これ家でやっちゃうとついずるずとやってしまうけど、
”管理事務室”に出勤して、そこのパソコンで書類を作るんだと思うと、まぁめりはりはつく。
ということで、上等のパソコン(i7Quad core の必要があるかどうかは
疑問だがつい勢いでMouse コンピューターのを...)に25インチ級とかでかいモニター
を管理事務室に設置して、理事会の作文や、印刷などは全部そこでやることに。
結果として、管理人4人に対してフルに利用可能な机の数は3つ半になったが、
管理人が4人とも来ることはないし、代わりにロッカーがつぶしたミニショップから
でてきたのをあげたから私物置場には困るまい。。。と勝手に思うことに。
御利益はまぁこんな感じ ↓
● 広報誌を印刷しながら、理事会資料をつくるとか、単純作業”だけ”のために
管理事務室にいなきゃいけないということがなくなった。
● コア役員の実働時間が、”見える”形で顕在化される
--ずっと夜まで灯りがついてやっているねぇ、、、とか。忙しい時期にね。
総会間際とか(毎晩夜中すぎまで延々とキーボードを叩きまくっている)
主として議案書作成に関わる人(うちではまぁ私だけですが)がどれだけ膨大な
時間をそこにつっこんでいるかが、いつもいるようになるから理事会役員・
住民の人ともに体感できる。
(さすがに、集票作業や、Excelに打ち込む集計作業でも総会対応のノルマ分
ほかの人1人分寄与しろとは誰もいわなくなった:いつ作業にきても、
私がせっせと議案書書いていたりするから)
● 管理人・警備員などの勤務状況や得手・不得手を詳細に把握できる。
ま代わりに菓子折り程度もっていかないと、なんか監視してるみたいになって
しまうのですが。。。
定時ででてきて、定時で帰る人、
仕事がきりよくないとサービス残業している人とかいろいろ。
夜中にそーっと作業に現れてしずかーにパソコン使っていると、
2人×3セットで6人いる警備員さん中4人は、防犯カメラの画像を
にらんでいることになっている時間に椅子で熟睡中の姿を見たことが
あるとか。。。
4人の管理人さんの勤務日。時間とか体感として覚えられますね。
4人の管理人さんは(以下あくまで例えばってことにしておきましょう)
- 整理整頓は苦手だけど、残り3人の纏め役やクレーム処理させると神業的にうまい人。
- 対人関係は得意じゃないけど、ちょっとしたハードトラブルなら自分で解決しちゃう人
- 定型業務で、小口決算の書類とか会計に絡む保存書類を作らせると丁寧に作る上に、
パソコンの使える人
(月に1回、遺失物リストをExcelに打ち込んでWeb掲示板に広報してくれる)
- どれも面倒くさそうで、あんまり役にたっているように見えない人
とか、ある程度仕事っぷりを見ていると、得手不得手が見えてきます。
対人関係の苦手な人にクレーム処理はあんまりお勧めできないですね。
その人が休みで、クレーム処理が得意な人の勤務日にいって実はこれこれ
の対応をお願い。。。とか。 理事をやった人は3年で50人いるけど、
管理人さんの得手・不得手が言えるのは私だけでしょう。
(他の人に教えてあげたりとかは面倒なのでしません;私個人の評価だし)
● もろもろの細かい工事日程や、検査日程などがいながらにして把握できて、
今ちょいど雑排やっているなぁとか体感できる。
● 管理事務室カウンターが空いている時間だと、そこから漏れ聞こえてくる
クレームを訴える住民の声とか聴くことができる。
-- 要望シートに書かれた数行の要望では伝わらない、どのくらい
切羽つまっている?とかどの程度怒っている?とかの切実度がわかる。
● 文章の添削を管理人さんにお願いできる
ブログの通り、私が注意喚起文だの、広報だの書くと大抵難しくて、長ったらしい。
( ”この例に鑑みて” とか、”細則条文間に齟齬がある”とか
幼稚園の子供のいるママには読めませんよと言われる)
のがこれじゃ通じませんで、管理人さんが指摘してくれるとかの効果が
期待できる。
---できたーとか文章が書きあがったら、そこにいる管理人さんに
これでいかがでしょう?とか。 広報案件、場合によっては、自分に
クレームが山のように振ってきかねないから、まじめに添削してくれる。
● なにか管理人さんが思いついたことがあれば即時相談可能である。
--もともとはデジカメ買っていい?とか訊かれることも多かった。
今期からは、数万円程度は、管理人さんレベルに決済権限を付与したので、
やれデジカメの付属品だ、やれラミネーターがほしいだの程度で
相談されることはなくなって、自己判断で必須の管理グッズは発注
されている。(金額的に超えても、それよりちょっと金額の大きい
フロントの決済権限枠内には収まるから、フロントに相談するだけで、
理事会に2万円のデジカメ買っていい?なんて無駄な提案が上がって
くることはなく、買ったって事後報告だけ)
5万ー10万程度の一回限りの支出の可否を20人でている理事会に
付議されては理事長としてはかなわない。
100万級のものか、恒常的に10万とかの支出を発生させるもの以外は、
全部事後承諾で処理されてます。
● 決して理事会役員が自腹を切ることがなくなる。
-- 紙1枚の印刷でも、自宅にいると”思わず”やってしまうことがある。
パソコンを立ち上げれば、電気代も発生するし、思わず各種コンサルなど
渉外関係の電話を家からかけちゃったりもしていた。
パソコンは、必ず管理事務室のを使えば、業務に必須で入ってないソフトは
買うことになりますし(PDF化のソフトなどは有償のものにしかよいものはないし、
Officeソフトは、マイクロソフト純正は必須でしょう)
電話は管理事務室のを使うようになります。
管理人さんもそうだけど、マンション全体の利益のために働く理事たるもの
1円たりとも自腹を切ってはいかんでしょう。
ーーーーーー
一方で弊害としては、今の私でざっくり年400-500時間管理事務室に滞在され
ちゃうわけで、理事会のコア役員がしょっちゅういるのでは、やっぱり鬱陶しい
だろうなぁというのは思わないでもない。
あとは、脳みそがマルチタスク状にできてなくて、
大量に印刷したのの紙詰まりの有無を確認しながら、
カウンターに来ていて怒っている住民の声を盗み聞きしながら、
総会の資料を作成するとかいうのが苦手な人は、”集中できない”からこんな
煩い部屋では仕事できたもんではないと思うかも。
。。。私は、こういうのは割と平気なので、いくつか同時実施できるメリットの
ほうをとります。
他の理事会の、理事長さんは、どの程度の頻度・時間管理事務室に滞在して
いるのかなぁ。。。
(実は、今管理事務室にいるのは。。。組合の業務ではないな(笑))
その(4)に続く。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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