仕事の”総量”としては、理事会委員会に諮問して、それに委員会が答申する
資料作成の手間などオーバーヘッドが発生するから、全部理事会が扱うより
多くなります。
-理事長が委員長かねていて、自分で付議資料作っているようでは洒落に
ならんというか失格(実は経験あり。。。。)
ここ一番に会議には全部出席する理事長が、比較的少人数の理事会を運営して
いくような場合には直接理事会に全部あげたほうが手っ取り早かったりする。
あとは理事会側の”熱意”の問題もあって、3時間もやったらだれてきちゃって
次回でてくれるかどうかわからないなんて理事会では、まぁ個別の詳細検討を理事会
に回すことができません。(皆が立候補ベースで、やる気満々、楽しく意見が一杯
でてくる理事会なら、まぁ何時間かかったかなどはあんまり皆気にしないでしょうし)。
ミッキーさんとこは戸数はうちとほとんど同じ500戸オーバーだけど、理事数は
半分以下で、当人が10年連続で理事長。マンションごとに本当に違うもんだなぁ。
さて、一方で、この専門委員会の設置細則を制定したのは2期の通常総会だから
もう1年以上前。当然、しっかり総会の議案書に細則案としてのっかっているのを
見ている”筈”なんですが、かなり熱心な理事でも知らなかった。。。とか
なりがちです。 ありがちな錯覚で実際あったこと。。。
● 委員会に投げておけばあとは何もしなくてよいと錯覚しやすいこと
--実際には諮問しただけなので、何も”決定”はされずに例えば、この
100万円の工事の契約をするとよいと思うぞとかの”答申”が
戻ってきて報告されるだけです。とくに予算の決裁権はもたせてないから。
● 一応委員会で”詳細検討済み”ってことになっているので、
理事会では、これとこれを議決してくださいと議決要求ででてきていて、
賛成の手を挙げるだけなので、その案件になにか寄与できたという意識が
薄くなる
-- やっぱり違うんじゃない?とか再度委員会に差し戻し的なことは
なかなかやりにくいというか勇気がいる。
●その逆効果で、”委員会がいってきた通りに認めたんだから”私責任はないよね
という錯覚も生みやすい
--オーバーコールしてひっくり返す議決権限があるんだから、答申の通り
でも責任があるのは理事会のほうですね。
● 専門委員会にわざわざ諮らないで直接決めた工事や見積もりなどの内容が、
伝達されにくい。
--まぁそれで”副理事長”が担当で、委員会との間で諮問・答申の
提出・持ち帰り報告を義務つけたわけです。
● 住民要望や、管理会社提案など、ちょっとでも意見が割れたり疑義がでたら
さっさと委員会に投げて翌月決定にすればいいんだけど、理事長によっては
その場で決めないといけないかなとか、その判断に迷ったりする
ってなとこが難しいところでしょうか。大きな権限を与えていないんだから、責任も
ないよねといったら、今の理事長に、権限もろくにないのに責任だけしっかりある
とか怒られそうですね。
たいてい、副理事長が”委員長”をして総括しているので、”諮問委員会”
というよりは”分科会”的な性格が強いかもしれない。
このあたり、ちゃんと毎年、引きついでいかないと弊害のほうが大きくなる
かもしれないですねぇ・・・ 今更ながらですが、なにかこのあたりを
8月下旬の理事会で、私がきっちり説明しないといけないらしい (X_X)
同じスタイルは:
(1)理事長は毎年変わる
(2)理事数が20人とか多めで
(3)輪番中心で毎年ほぼ全数が入れ替わる
マンションであれば、割と推奨できるのでは。。。とか思います。
次回第5回で完結。
シリーズ最終回では、実際に制定された細則の例でも。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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