駅距離1分の差に坪単価4万円の価値がある?(3) | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 前回は、この2つの”無断転載禁止”の記事の紹介まででした

東京カンテイ 『徒歩時間別 新築&中古マンション坪単価』2010/10/28
 → http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/65TR_tubo.pdf
東京カンテイ 『同駅距離ごとの格差』 2010/10/27
 → http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/65TR_kakusa.pdf
 
 内容は非常に面白いと思った。 再びざっくりまとめると:
(ここからはカンテイさんの見解ではなく私の見ての”感想”です)
 
● 駅距離の差は首都圏では大きな価格差につながっているが、
  近畿・中部では相関ははるかに弱くなる。

 
 以後私の住んでる首都圏限定。
 
● 徒歩距離5分程度までは、新築坪単価と駅距離は殆ど相関ない。
 それを超えると1分あたり坪約4万円新築価格は下がっていく。
 
● 直近10年程度のPBR(中古マンション価格/購入時価格比)は、
   首都圏では駅直近で、1倍→駅15分で0.9倍と、駅距離とともに
  新築時価格からの値下がり率は大きくなる。

--新築時の価格差が東京で駅直近240→15分 200万と20%ほどなので
 新築時の駅近プレミアムは10年暮らしたところでも半分は
 残っている勘定
 
● これがダブルで利くので、”中古”マンションになると
  徒歩5分と徒歩15分での値段の差は約坪50万と、
  1分あたり5万円程度に拡大している。

 
ーーーー ここまでは、まぁカンテイの膨大なデータの平均ですから
 事実としてあんまり異議はないでしょう。
 
 面白いなと私が思ったのは、”首都圏”の人だけ
1分の価値をとても大きく考えているという傾向。

 
 前の私のブログの通り、マンションの上物はおおむね25年で償却されると
いう考えからで、マンションの値段は平均的には年に坪4万下がっていく。
 この下がり方は、新築マンションで1分離れた場所を買うのと同じ。
5分駅から遠いのと5年古いのが同じってのは、ちょっと駅距離での寝落ちが
とても大きい気がします。
 
 ってのも、通勤で、年に250日、25年歩いたとして、1分駅距離が
遠くて損する時間は、12500分~208時間。
坪4万安くなるなら75平米で、1分あたり 91万円分。
割り算すると、首都圏の人は
『一時間を4400円で買っている』
ことになります。
 
 これって妥当? とか、同じように最寄駅の東京駅などからの時間
が、遠くなって伸びるのも同じように評価されているの? ってな
話で次回に続く。
 


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