『青田買い度』が高い人ほどなかなか買えない | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 
 マンション探索系(回遊族)なヲタクの方むけです。
 
 『おみおつけ』って漢字で書くと”御御御付”。3重の丁寧語になっている訳です。
今回はマンション購入の『超超超超』青田買いの話です。
かなーり偏見が入っていますが、あくまで軽く読み物風ということでご容赦を。

 大京あたりが竣工売り路線に挫折して以来、よほどの不人気物件とかで
ない限りマンションは青田買いが普通。
 早い時期に現地にでかけていって何もないって状態で購入を決めたり
するわけですね。
 
 しかし、青田買いにもいろいろあります。
何故か青田買い度が高いほど、なかなか実際には購入できない点が笑えます。
... 言うまでもなく私自身も今のマンション買うまでに4-5年探してました。
(その割には世間一般的には『資産価値』保全な買い方はしてないんですが)
 
 
[0] 青田買い --初心者レベル
 
 駅前のビラ配りとかでマンションの存在を認識する。
モデルルームにいくと、既に”会員期”とかいうのは終わっていて、
壁を見ると、部屋のところに一杯バラが咲いているので焦って購入を即決。
 
 なんだかんだいって、人気物件をあっさり迷わずにゲットできる
ハッピーな人です。
 
 
[1] "超" 青田買い --普通レベル
 
 
 ネットで検索、モデルルーム準備中にプレハブとかの準備室を尋ねていって、
価格はいくらじゃとかいきなり聞く。しっかりと、角部屋・ルーフバルコニー付きを
ゲットできる。
 
 但し、むこうの”言い値”で買っている。 希少なタイプがさくっと買えて
満足できれば、コストパフォーマンスがどうかとかは、
実はあまり気にしていない。
 
 探し始めて半年程度で購入できる。
 
 
[2] "超超”青田買い --マンションオタク認定
 
 
 希望の地区を時々巡回。新しい大きな更地を発見すると狂喜して、
”建設計画のお知らせ”の、完了予定日、建築主・設計者・施工者情報を
掲示板に投稿する。モデルルーム暦長く、すぐに上のほうを見上げて部屋の
スミの梁の出っ張りをチェックするので、営業さんにもう何件か
ご覧になっていますかぁ?とか一発でバレる(とちょっと嬉しい?)
 
..... モデルルーム訪問歴が短いほど、中に置いてある家具などのインテリア
は全くみなくなって(ベッドとか横になると足が飛び出す”特注”仕様のもの
が置かれていて、広く感じられるように演出されていることも多い)、
梁下の出具合とか、サッシは『またぎ』じゃないよなとか、ドアは裏側の
ドアキャッチャーの仕様とか、マンションごとに差の出やすい部分を中心に
チェックしているので、視線の生き場所が違うと思う。

 モデルルーム訪問歴20-30回ってあたり。
(普通の人は、一生に5-10箇所程度しかモデルルームは訪問しない)
 
目が肥えてきてしまっているので、購入決定までには軽く1年はかかる。
 
 
[3] "超超超”青田 ”買えるのかなぁ" --病気レベル
 
 
 大型の土地の取引状況を、建通新聞のHPほかでチェックしていて、
おおあそこは**社が買い取ったか、更地にして2年ほどたったら
売り始めるかなぁとか期待する。
 -もとが大規模な上場企業が売ったのだと「重要な会社情報の開示」
は上場会社の義務だから、うっぱらった”値段”が適時開示で会社のIR情報
いでているほうが普通。これを使えそうな容積率で割り算すれば、土地仕入れ
で無理した度合がわかる。
 
直近の大きな図書館が建通新聞をとっていないと、この地区の人にとっては
必須ですよとか熱く語って購読させ、定期的に読みにいく。
(月6000円超はちょっと個人ではねぇ...)
 
 マンションだと碓井氏とかの本の愛読者。このレベルになると”趣味”で
宅建資格くらいは当然もっている。(うちは夫婦とも持ってます)
 名刺を貰うと宅建資格の有無をすかさずチェック。
"建設計画のお知らせ”から、容積率算入されない共用部分の面積割合を
計算し、きっと超豪華だなぁとかつぶやく
(完全更地なので、超高層タワーの共用部がどうか確認できるのは3年先だって...)。
販売平均坪単価の 5%精度での予想が可能。
 
でも2年超も探してまだ買ってなかったりする。モデルルーム50箇所以上
は訪問かな。私はまぁこのあたりまでは到達。
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 しかし 『上には上がある』の諺通り、
この上に”神”のレベルってのがある !!!!
 
 
 書きたかったのは実はここ。これだけ書いても凄さは判って
もらえないと思うので、上に枕つけておきました。
 
 
[4] "超超超超”青田 "買えないって..." --『神』のレベル
 
 
さらに上のレベルとなると、物件調査に忙しくて、掲示板に書き込みなどする
暇はない。 [2]/[3]レベルの人の書き込みが間違っていた場合だけ、
渋~くコメントをする。
 なんといっても神様ですから、そうそうしょっちゅうお告げをしては
いけないわけです。
 ノーベル賞受賞学者みたいなもので、お声がけをいただけるだけで
私のような者には大変な栄誉です。 
 当然のように、既に見に行ったMR 100箇所超。 なんでこんなとこのモデルルーム
までいっているんだってくらい見に行く範囲も広い人には200箇所以上って人も
多い。(私はまだこのレベルではない)
 
 都心物件の購入検討者。既に悟りを啓いておられるので、
会話の”余裕”がまる~で違う。
 
 『 このあたりでは3年ぶりの大型物件ですねぇ...3年前に出た**は中古でも.. 』
 『 2年ほど前から、反対派の幟が立っていましたが、ついに解決しましたか...』
 『 あの坂の上の企業の社員寮の土地は、そろそろ売りに出るんじゃないかと
 思うのですが、そうなった場合どこのデベロッパーが落札しますかねぇ。
 この好立地だと競り合って軽く坪***万オーバーは... 』

 ( おいおい..そこまだちゃんと人がしっかり住んでいるって..... (^^) )
 
 しかしこのレベルにまでいってしまわれた人、ご購入される日が
来るのでしょうか......レベル[3]でも難しいように思っている私には
これまた『謎』です。
 
 歌舞伎とかのファンの間では、『先先代の~は華があって好かったねぇ』
とかの会話が普通になされているようです。一体何十年見てるんだぁ...
世の中には怖い世界があるものだなぁと。
 
ーーー
 
 ちなみに[3]/[4]くらいのレベルまでいってしまうと、自分のマンションを
買ったくらいでは、モデルルーム訪問をやめません。
 
 [4]のレベルの入口程度にまで達すると、”こんにちは”だの”PAL"だのと
いう名前の雑誌が毎月6-7冊届くほかに、いろんなマンションの資料とりよせ
やら向こうから勝手に送りつけていくやらで、年間に集めているマンションの
資料の積み上げるとメートル単位になって、メールボックスは、1-2週
放置すると一杯になっているはずですね。
 


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