経緯その21~素敵な出会い | すい臓がん〜家族のブログ

すい臓がん〜家族のブログ

母親を2015年7月に亡くした息子のブログ。
すい臓がんになった人と、その家族に向けて書いていきます。

2015年7月上旬

 

やはり腹水の溜まるスピードがだんだんと速くなってきた母親。

緩和ケアを受けるために、5度目の入院となりました。

 

通常4.0以上あるアルブミンの値が2.2まで低下しているので、

腹水を抜きつつ栄養分を濃縮して戻すCART治療、

効果があるかわかりませんが、アルブミン製剤の点滴をしてもらう予定だったのですが。

 

これまで何度も腹水を抜いてきたおかげで、血圧低下。

これ以上腹水は抜けませんと言われてしまいました。

 

抗がん剤はもうできません。

腹水もこれ以上抜けません。

 

この苦しい苦しい腹水を緩和できない状態となってしまい、

母親はかなりショックを受けていたと思います。

決して顔や態度には出しませんでしたが。。。

 

 

最後に腹水を抜いたのが、7月10日。

たまたま翌日、土曜日だったこともあり

僕がまた福井県まで母親の好きな刺身を買ってきていました。

 

それでもあまり量は食べられなくなっていたので、

イカとウニだけ購入。

どちらも、本当に美味しそうに食べてくれました。

やっぱり腹水を抜いた直後は、ご飯を食べられるみたいです。

二日と持ちませんが。。。

 

特にウニは母親の大好物なので、嬉しそうな笑顔を見ることができました。

朝4時起きの甲斐がありました。良かった良かった。

 

 

 

 

また、今回の入院では素敵な出会いがありました。

 

2015年7月8日

仕事を終えて母親のお見舞いに行くと、なにやら隣のベッドの方と母親が

楽しそうに話をしていました。

 

ふとその方を見ると、何かどこかで見覚えのあるような…?

しばらく考えていましたが、思い出せません。

 

その方は、どうやら母親と同じすい臓がんで入院中。

お友達らしき方がちょうどお見舞いにきていました。

前に入院していたときにも見かけたのかな?と思っていましたが。

 

そろそろ帰る時間となった時、ふと思い出しました。

 

あ、ブログやってるおはぎさんだ!

思わず声を掛けてしまいました。

 

「もしかして、おはぎさんですか?」

「あ…、はい。そうです。」

 

かなりびっくりされていたように感じました。

突然声を掛けてすみませんでした。

 

ということは、お見舞いにこられてた方はきなこさん。

 

もともと看護師をされていたおはぎさんときなこさんですので、

ブログを良く拝見していて為になる情報をたくさん頂いていました。

 

こんな偶然ってあるんだなぁ。。。と、一人で嬉しくなっていました。

(お名前勝手に出してすみません。)

 

 

母親は、おはぎさんからとても良い情報を色々聞いていました。

 

・介護用のリクライニングベッドを、役場で申請すると1割負担で借りることができる。

このベッドはもう買おうとしていたので、レンタルがあったなんて知りませんでした。

 

・訪問介護を利用したら、自宅で腹水は抜くことができる。

腹水を抜く為に入院していたので、これを利用したら退院できるかな?

決して口には出しませんでしたが、やっぱり家に戻りたいと思っているよね。

 

その他、薬のことやら腹水のこと、色々教えてもらっていたみたいです。

 



結果的には、訪問介護等間に合いませんでしたが。

もっと早く、おはぎさんに出会っていればなぁ。

もしかしたら、自宅で最期を看取ることができたかもしれません。

 


そんな思いから、今すい臓がんと闘っている方たちに少しでも情報を

発信することができたらいいなと感じて、今このブログを書いています。

 

 

おはぎさんのブログの2015年7月頃、僕の母親の話題が出ています。

よかったら、そちらのブログも探して見てみてください。

(勝手に宣伝してすみません。)

 

 

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