いやぁ
久しぶりの
１日１聴(笑)
いろんなことを
見聞きして
日々過ごしているのですが
言葉になるのに
時が必要なもので…
はみです
道場では
よく見る光景ですが
先生の袴は
弟子が畳みます
今では
上下のない
フリーダムな世の中
先生自身が
自分で畳むよ
と
いうかたちをとる道場もあるでしょう
これね
先生が
畳むの面倒くさくて
弟子にやらせてるのではなくて
これもお稽古なのです
大切なひと
大切なものを
どのように扱うのか
顕著に現れます
今は合成繊維の服も多くて
洗濯もしやすいし
畳むのも簡単
とは言っても
自分の衣服を畳んだことのない子もいます
そこに
先生の袴を畳むという難関
折り目の多い袴は
折り目ひとつひとつを
元々ついている線を外れないように
丁寧に織って畳まないと
どんどん不要な線がついてしまって
袴に折り目が無くなってしまう
シワ加工の袴(笑)
そして
何より
この作業を
大切に思えているか
で
仕上がりが決まってきます
昨日は
折り目がおかしくて
従来の線ではないところで
折り込んで
袴の中心線が
割れている状態になっているのを
そのままにして
どんどん畳んでいこうとしているところに
居合わせてしまい
わたしは
それを目にしてしまった
目にしたからには
伝える
その状態で良しとするのが
あなたの大切にするということなのかな？
と
彼らに問うと
顔色を変え
はじめからやり直していました
これでいいや
まぁいいや
この気持ちも
大切なときも
もちろんあるけれど
わたしは目の前に
大切なひと
大切なものがあるときに
心豊かに
ひとつひとつを
なぞるように
愛でてゆきたい
目の前のひとやものを大切にする
ということと
自分自身を大切にする
ということは
繋がっている
ひとを大切にするように
自分を大切にすること
自分を大切にするように
ひとを大切にすることで
世界は
どんどん豊かになってゆく
どんなに形よく畳めても
心が伴わなければ
少しずつ崩れてくる
ほんの些細な
こんなもんか
が
そんなものを生み出す
武術は
一瞬一瞬が勝負だ
一瞬のうちに現れる
自分の心と向き合いたい
逃げないで
隠さないで
認めて
許して
自由に
選んでゆきたい
…と
どんどん飛躍するわたしの頭の中(苦笑)
まだまだ
きれいには畳めなかったけれど
心を込めて
畳まれた塾長の袴に
美しさを
感じたはみでした