無題 | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

こうすれば簡単だよ。

数回のやりとりで解決。

ほんの10〜20分程のレッスンで劇的に…

記事だけでなくて日本語以外も含めて色々な動画も見るのだけど、一番根本が動いてないのが見えないのかな… と思ってしまう事が本当に多い。表面しか変わってないんだよ。だから、そう言うのは出来てもやらない。


今まで自分のレッスンでも使った手法がいくつも色々な所で、殊更特別に有効な方法として紹介されてるのも見るけど、それは、ちょっと優れた指導者なら出来て当たり前のことで、そこばかりに焦点を当てるのはとっても危ういと思う。

根本的な事に集中して耳を澄ましてコツコツと続ける事が結果的に早いし確実なんだ。安易なコツを求めるべきではないのではないかな。だから、敢えて言わないし考えてもらう。

何週間、何ヶ月、何年と経った時に確実な変化として自らの上に感じる様な練習をしないと崩れるのも早い。それが出来た人達が本当の意味で上手くなる。

教える人はちゃんとそこまで見るべきであり、安易な発言は本当に控えるべきで有ろう。

もちろん、個人の意見や発見を述べるのは悪く無いし、思いつきを含めてそこからヒントを得ることも沢山あるだろう。でも、それをさも特別な様に記すと一つの意見として伝わるので無く、確立された方法として伝わるかも知れない事を意識する事も大切だと思う。

ハイトーンを自在にコンサートで操れる人がハイトーンを語ってるか?
ロートーンが素敵な響きを持つ人がロートーンを語ってるか?
音の豊かな人が音を語ってるか?
コンサートで安定した演奏をする人がその精神論を語ってるか?

ましてや人の心に触れる指導はお互いの本当の意味での信頼(憧れや有名だからって言う安心感でなくて)が有って、何時間もかけて真剣に向き合わないと、とても危険な無責任だと気がつくべきだと思う。街角の占いじゃ無いんだから。

コンビニエンスな技術、アドバイスは所詮表面的な一時しのぎにしか過ぎない。そこの差が聴き取れる感覚を持つ事が何よりも最優先されるべきであろう。教わる側もそこを意識しないと振り回されるだけになる。習うことの意味も考えないといけないと思う。

方法なんて耳(これはイメージも含んで)が出来てから、それからで良い。

名手のレッスンを見てごらん。
まずは音楽が大前提。
そこに行くためにどうする?
時間の短いレッスンでは奏法に触れる事はしない。それが如何に危険か判ってるから。危険で無いアドバイスは薬にも毒にもならない。

でもね、音楽的なイメージを膨らませるアドバイスは何の副作用もなく、その人のポテンシャルを大きく引き出す事が出来る。そう言う指導は教える本人が音楽を体現出来ないとあり得ない。

先ずは音楽を聴いてイメージを膨らます。発展させる。自分の中のものを豊かに育てる。そうすれば必要なアドバイスが選べる様になるから。