途中でピッコロを吹いたもののこの3ヶ月は殆どバロックトランペットばかりだった。
僕はたぶん神経経路を痛めてるので双方の行き来に少し時間がかかる。
(でも、痛めてからの方が本番の安定感や耐久力、音域のカバーの力が上がってるのは面白い。きっと周りには判らない)
気になるところ、コントロールの難しい所に如何に信号を通さないか?がポイント。
やっとモダンが少し普通になって来た(笑)
やっぱり大事なのは「感覚が取り戻せるか?」に尽きる。耳も付いていかないし。
感覚なんてあてにならないって人はそこへの踏み込み方が全然足りないんだと思う。
調子良く音を鳴らしてる、音楽してるイメージの中に拘り無く自らが入って行ければ良い。
理論で考えても上手くいかないんだな…
音楽って感覚的な物が一番芯にある。
そこを否定したら音楽で無くなる。(音楽に限らずアート全てだと思う)
その芯の部分がその人の音のコアとなる。
その音を創り出す為に身体は使われる。
そこを忘れた時に全ては狂い始めるし、自らの出してる音が表面的にしか聴こえなくなると思う。
感覚に対して踏み込んで行けば身体は付いてくるもの。理論はそこをカバーする事、引き出すヒントにしか使えない。
どんな響きのどんな手触りのどんな輝きの音で、今、自分が居る空間をどう鳴らしたい?
今日レッスンしていても、生徒さんが聴くことを中心にして感覚が開いて来ると自然に他は整い始める。
その上で「唇にマウスピースを"軽く"乗せて、軽く乗って居ながら自然に良い音が出る様にイメージして準備しつつ、必要なエネルギーが揃うのを待ってごらん」って言葉で出だしが驚くほどスムーズになる。
息を吐く時にお腹を使うとかそんな意識も殊更持つ必要が無く全てが自然に動く。
何処をどう使うって話じゃ無いんだよね。
全ては同時に動くもの。使い方は身体が教えてくれる。頭がそれを邪魔する事を止めれば良い事。
シャルリエの幾つかの曲は調子のバロメータ(笑)