でも、本当にその人にとって良い位置を選ぶには、イメージや音感がしっかりとして身体全体の楽器吹くための要素が揃って無いと選べないと思う。
先ず口に当ててから他を揃えようとするしてもその人にとっての最適な位置には先ず収まらない。
全ての要素が揃った上で唇にマウスピースを近づけると唇は自然にその人の自然なアンブシュアを形作る方向へと動き始めて、パズルの最後のピースとしてマウスピースが唇に乗る。これは押さえつけるでも、ペッタリと当てるのでも無くて軽く唇に乗るのが良いと思う。ただし、息が漏れる様に浮いていては駄目だとも思う。
取り敢えず押さえても吹けるけど、ロートーンやハイトーンで支障が生まれる。ある程度まで来た時に改めてやり直さないとならなくなる。
対処療法を繰り返して誤魔化すなら別。
でも、僕は結局はそれの方が難しいと思う。常に問題が現れて来るから。
アンブシュアやプレスの強さはイメージを含む身体全体のが要素が楽器に伝わる身体の最後の部分で、そこにそこまでの使われ方が全て現れるのだと思う。
アンブシュアが良いから上手くいくというより、イメージ、呼吸、身体のバランスが揃うと自然なアンブシュアになるし、プレスも適度、そして、マウスピースは自然に最適な位置に導かれる。身体や唇が選ぶし、イメージ、呼吸を含めた身体全体がアンブシュアを形作る。
さて、その位置だけど、体や唇、歯並び、筋肉以外の要素でも変わるし、本人の意思でも変えれると僕は思う。
実際に僕は身体の使い方と音に対するイメージの変化で場所は若い時と比べて変わった。それは何年もかけて少しづつ意志を持って変えた。
結果はずっと安定した。
感覚と身体に自然と選ばせる事がとても大切だと思う。
そして、それはひょっとしたら毎日の様に変化してるかも知れない。
写真は
高校生〜大学生〜約現在(笑)
ちょっと見辛いが、高校生、大学生の頃はマウスピースの中の唇の割合が上1/3、それから30歳前後に下1/3若しくは1/4に徐々に変化し始めて(身体全体を含めて変化させ始めて)今に至る。
音色を含めてどう音を奏でたいか?どうコントロールしたいか?でその場所はきっと変わって来る。一言で言うと音抜きには語れない。
このアンブシュアだからこういう音ってので無くて、身体そのものの使い方を含めてその人が求める結果がそこに現れるのだと思う。
だから一概にタイプ別とは言えないと思うのが僕の経験上の答え。