レッスンでした〜 | HARUのブログ

HARUのブログ

ラッパの事、普段の事、色々。

本日のレッスン。

いま、大人の方で一番ハイトーンへのアプローチが上手く行ってる。

息のスピードを上げず、息を吐き過ぎないで、舌のポジションは意識的に上げない。でも、吹く前の準備とブレスは大切。吹き始めは息を押し出すので無くて、タイミングよく「TA」と喋れれば息は自然に流れ出す。

一般にお腹の力と言われる息のサポートは息が一度に流れ出てしまわない様に使い、エネルギーを身体の中にキープする様に使う。ただし、吹き初めで躊躇はしない、探らない、立ち止まらずに自然に「TA」と喋る事。

身体の中にあるエネルギーをどうキープしてコントロールするかで余裕が決まる。基本的(普通の音量)には押し出す事には不要。 音が上がるとエネルギーは増すが一方向でなく唇を基準とすると常に全ての方向に同じエネルギーがバランスをとる。

ハイベー辺りまでのリップスラーも綺麗にちゃんと鳴った音でクリア。(途中イーとやった途端に出来なくなり、それを指摘したら響きの多いスピードの高過ぎないサウンドでクリア)。リップスラーは早くやれば良いので無くて、全ての音がちゃんとツボにハマって響いてるかが凄く大切。早く出来ても吹く流すのは単にデモンストレーションだと思う。


久しぶりに会った楽器仲間にパワフルになったねと言われたらしい。

楽器も奏法もより省エネで力のバランスの方向に変更して居るのにね。 いま、ブランデンブルグコンチェルトをピッコロトランペットでさらい直している。この曲は40を過ぎるまでは演奏不可能だった。ある時にシラブルの概念をとったら急に吹ける様になった。そして、今やってるのは更なる安定と最高音 high G のコントロールの安定。自分としてはその上のGis A Bbの方が狙い易く、Aの的が狭いと感じるが確実にヒットするとカーンと一段と響く。その時は力の存在が消える感じさえする。その為には如何にその音でリラックス出来るか?リラックスしながら必要なエネルギーのバランスを取れるか。この音が完全に手に入ればその上のBbまでの世界の見え方が変わる感触が有る。 そして、低音もペダルを視野に入れて練習中。これもかなり良い感じになって来てる。


{9D90F649-65AA-4BC9-B523-1837A6C10FF6}