感覚を渡す | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

レッスンをする上で一番難しい事に、
自ら"感覚"を開く術を会得してもらう事が有る。

僕は"感覚"は人の中に既に存在していて、「それを如何に引き出して研ぎ澄ますか」がセンスや才能と言われるものの鍵だと思ってる。

イメージの話をしたり、歌ってもらったり、呼吸の話をしたり、様々な手段を使って自らの演奏や音から自らの感覚を開く事を体感してもらうまではそう難しい事では無い。

しかし、レッスン後の練習の中でそれを常に自ら開いてもらい次のレッスンで続きから進む事や、レッスン中でも何かに気を取られて感覚が閉じてしまった時に自ら開いてもらう事がなかなか難しい。
実は感覚が開いているか閉じて居るかを、本当の意味で気がついてもらう事が難しい。。


そんな事を感じながらいつもと違うアプローチをする。自分の感じてる感覚を集中しきっているステージと同じ位のエネルギーで受け手を巻き込んで感覚そのものを直に渡す事。ラッパで無くて声~歌~と表情で自らの感覚の世界に引きずりこんでしまうやり方で。

何をどうするか?と言うことに触れずダイレクトに音、感覚に集中させてしまう様に。


気がついてもらうには、これが一番確実みたい。

結局、感覚が開いて無いとどんな優れたシステムを使おうが根本的には解決しないしマイナスに作用することも多い。
言葉の数が増えてしまい理解が難しくなるし。



次回へのステップとなってくれるとよいのだけど…



でも、この方法こちらがものすごく消耗する…。



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